クロック周波数の用語解説
主にCPUの性能を語る時に一番口を突いて出てくるのがこのクロック周波数です。単に周波数とかクロックとか言ったりもします。3GHzとか、2.6GHzとか、CPU絡みで聞いたことはあるでしょうか?
クロック周波数は、秒単位でどの位の量の計算が出来るか?を表しています。CPUの内部では超高速で信号が送られ、色々な処理をこなしているのです。
もうちょっと専門的に言えば、CPUの中の回路が、処理のテンポを合わせるために使われる信号「クロック」を、1秒間に何回発生するかを表す数値のことになります。
クロック周波数は、基本的に数字が高ければ高い程、処理速度は早くなります。
これは人間で例えれば「脈」と一緒ですね。『一秒間にどの位の血液(信号)を運んでいるか?』を考えれば分かりやすいでしょう。
脈拍(クロック周波数)が高くなれば血液(信号)も速く流れるし、低ければその分脈拍(クロック周波数)も遅いです。
現在、CPUの処理速度を表すときに使われる単語はGHz(ギガヘルツ)です。一昔前まではMHz(メガヘルツ)でしたが、技術の進歩により、メガからギガになりました。
いずれTHz(テラヘルツ)にでもなるのでしょうか…?
現在CPUと言えばIntel社製の Core i シリーズ が有名ですが、例えば Core i7 3820 という製品のクロック周波数は3.6GHzです。
3.6GHzが実際に1秒間に何回クロック信号を発生させているかというと、なんと!
36億回!
にもなります。
CPUのクロック周波数に使われているこのHz(ヘルツ)という単位。1000Hzは1KHz(1秒あたり1000回)、1000KHzは1MHz(1秒あたり 100万回)、1000MHzは1GHz(1秒あたり10億回)となります。
1000ほにゃららHz | 一個上の単位に置き換えると? | 1秒あたりのクロック発生回数 |
---|---|---|
1,000Hz | 1KHz(キロヘルツ) | 1,000回 |
1,000KHz | 1MHz(メガヘルツ) | 1,000,000回(100万回) |
1,000MHz | 1GHz(ギガヘルツ) | 1,000,000,000(10億回) |