4画面出力対応の raytrek LC M2(Quadro M2000 4GB 搭載)をレビュー

4画面対応の Quadro M2000 4GB 搭載 raytrek LC M2 レビュー!

4画面対応の Quadro M2000 4GB 搭載 raytrek LC M2 レビュー! 同価格帯のグラボ GeForce GTX 1070 とベンチマーク比較など

raytrek LC M2 - レイトレック LC M2 の標準構成・スペック

Quadro搭載パソコン人気ランキングではraytrek LC M2 は 2位 です!

今回のレビューはちょっと趣旨を変えたというか、完全なマンネリから抜け出すためにドスパラさんにお願いをしまして、クリエイター向けの NVIDIA Quadro 搭載のマシンをお借りしてレビューをしました!Quadro M2000 4GB 搭載の raytrek LC M2(レイトレック LC M2)という結構ハイスペックなモデルです。

ドスパラ公式サイトでは NVIDIA Quadro 搭載パソコンの紹介ページにて人気ランキングNo.2 となっています。

今回クリエイター向けPCをレビューしようとしたキッカケは、先ほど言った極度のマンネリ感からの脱失というのもあるのですが、先日、お絵描きタブレットの紹介イベントに参加してきて、ちょっとクリエイター向けの機器に興味を持った次第であります。私自身もちょっと嗜んでみたい願望があります。

しかし、私自身 Quadro について実はあまりよく解かってなくて、実際『GeForce でいいんじゃね?』って思っている位なので、その辺を意識したレビューをしていきます。まずは手探りという事でご勘弁を。

それではいってみます。

raytrek LC M2(Quadro M2000 4GB / Intel Core i7-7700)
raytrek LC M2
(Quadro M2000 4GB / Intel Core i7-7700)
レビューした日 2017年 5月 24日(水)
グラボ NVIDIA Quadro M2000 4GB(4画面対応/DisplayPort x4)
CPU Intel Core i7-7700(クアッドコア, 定格 3.60GHz, ターボ・ブースト時最大 4.20GHz, 8MB L3 キャッシュ, インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応)
メモリ 16GB PC4-19200(DDR4 SDRAM, 8GBx2, デュアルチャネル, 最大 64GB)
SSD 無料
アップグレード中
250GB SSD
HDD 2TB SATA 6Gb/s 接続(SATA Ⅲ)
マザーボード Intel H270 チップセット搭載 ATX マザーボード
電源 DELTA 500W 静音電源(80PLUS BRONZE / GPS-500EB D)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続)
サイズ 207(幅)×509(奥行き)×440(高さ) mm
重量 約 13 kg
OS Windows 10 Home インストール済み
※仕様は変更してあることもあるので、必ず公式サイトを確認してみて下さい。
raytrek LC M2 の価格・見積もり

当サイトはこれまで、ほとんどのハイエンドグラフィックボード搭載のPCレビューは GALLERIA だったので、その違いをとチェックしたのですが、raytrek についても、基本的にグラボ以外のパーツ構成については GALLERIA の人気モデルの構成と変わらずでした。

ただ1点、大きく違うのはケース(筐体)ですね。raytrek のケースもドスパラオリジナルのモノを採用していて、今回レビューしてみて、GALLERIA のオリジナルケースよりも使い勝手がイイなーと感じました。それは後ほどに。

raytrek LC M2 - レイトレック LC M2(Core i7-7700/Quadro M2000 4GB)各種ベンチマーク測定スコア・グラボのスペック

Quadro M2000 4GB を SPECviewperf 12.1 で測定した結果

Intel Core i7-7700 と Palit GeFoce GTX 1070 OC 8GB を CINEBENCH R15 で測定

raytrek LC M2(Quadro M2000 4GB 搭載)
SPECviewperf 12.1 / Window 1900 × 1060
3dsmax-05 catia-04 creo-01
60.18 69.52 70.93
energy-01 maya-04 medical-01
4.11 50.98 19.30
showcase-01 snx-02 sw-03
28.60 63.65 104.41

Quadro M2000 4GB(Open GL)と Intel Core i7-7700(CPU)を CINEBENCH R15 で測定

Intel Core i7-7700 と Palit GeFoce GTX 1070 OC 8GB を CINEBENCH R15 で測定

CINEBENCH R15
Quadro M2000 4GB Intel Core i7-7700 CPU
(4コア/8スレッド @ 3.60 GHz)
OpneGL CPU
121.64 fps 858 cb

システム用 SSD(256GB / SEAGATE 256GB Nytro Client 140 ZA256CM0001)の読み込み・書き込み速度

crucial MX300 CT525MX300SSD1) by CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64

ダウンロード元:CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64

  Read [MB/s] Write [MB/s]
Seq 561.0 253.7
512K 365.9 249.5
4K 497.3 252.5
4K
Q32
27.85 92.33
※ こちらのパーツは時期により変更の可能性があります。

HDD(2TB/SEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200]/公式サイトではメーカーの明記なし)の読み込み・書き込み速度の測定結果

HDD(2TB/SEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200]/公式サイトではメーカーの明記なし)の読み込み・書き込み速度の測定結果

商品情報(価格.com):SEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200]

SEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200] by CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64

ダウンロード元:CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64

  Read [MB/s] Write [MB/s]
Seq 198.3 195.9
512K 1.428 1.408
4K 198.8 197.5
4K
Q32
0.634 1.410
※ こちらのパーツは時期により変更の可能性があります。

NVIDIA Quadro M2000 4GB のスペックを GPU-Z でチェック

alit GeForce GTX 1070 GameRock のスペック

商品情報ページ:NVIDIA Quadro M2000 | 株式会社 エルザ ジャパン

Palit GeForce GTX 1070 GameRock  by GPU-Z 1.10.0

ダウンロード元:GPU-Z 1.10.0

NVIDIA Quadro M2000 のスペック・仕様

CUDAコアプロセッサ 768コア
メモリ 4GB GDDR5 SDRAM 搭載
メモリインターフェース 128bit
メモリバンド幅(GB/秒) 最大106GB/s
バス PCI Express 3.0 x16 インターフェース
対応API OpenGL 4.5〜2.1 / DirectX 12(Shader Model 5.0) / DirectX 11〜8.1 NVIDIA CUDA / DirectCompute / OpenCL API
認証規格 EU RoHS / JIG / REACH / HF / RCM / BSMI / CE / FCC / ICES / KCC / cUL, UL / VCCI / EnergyStar
最大消費電力 75 W
ディスプレイコネクタ DisplayPort × 4(DisplayPort ver 1.2対応)
最大画面数 4 画面
その他搭載機能 NVIDIA High Definition Audio機能
サポートアプリケーションベンダー Autodesk, Adobe, AVEVA, AVID, Dassault, ANSYS FLUENT , Landmark, Lattice, PTC, RTT, Schlumberger, Siemens, UGS, Vizrt 他120以上のアプリケーションベンダーの認証を取得
対応OS Windows 10 / Windows 8.1 / Windows 8 / Windows 7 / Linux(64bit)
外形寸法 167mm x 111mm x 16mm 1スロットサイズ (※ブラケットは含みません)

NVIDIA Quadro M2000 の必要動作環境

CPU Intel Xeon / Core i シリーズもしくはAMD Phenom / Opteron 以上の CPUを搭載した DOS/V PC及びワークステーション
接続バススロット PCI Express x16に対応した空きスロット1つ (PCI Express 3.0準拠)
電源容量 最小:定格出力400W 以上の出力が可能な電源ユニット
推奨:定格出力450W 以上の出力が可能な電源ユニット
電源コネクタ 不要
システムメモリ 4GB 以上のシステムメモリ(8GB以上を推奨)
ハードディスク 300MB 以上の空きハードディスク容量
光学ドライブ ソフトウェアインストールのためのCD/DVD ドライブ
ディスプレイ 1024x768 以上の解像度が表示可能なディスプレイ

raytrek LC M2 内部のパーツチェック&採用マザーボードの背面インターフェースなど

GALLERIA GAMEMASTER GX 内部

内部の様子です。フロントベイ辺りのデザインが、GALLERIA のケースと違いますね。こちら側からベイが抜き差しできないようになっています。また、今回は Quadro 搭載という事で、めっちゃゆとりがあります。他は一緒です。

ストレージの取り外しがしやすい!!

今回、この raytrek のケース仕様でさり気にイイなーと思ったのが、ストレージが片側からのみで抜き差しできるという所です。GALLERIA のオリジナルケースですと、↑こちら側でまずSATAや電源ケーブルを抜いた後、反対側からストレージを抜き差ししないといけないのですが、raytrek のこのケースの場合、両方の操作が片側で完結します。これは GOOD 仕様!!

ASUS PRIME H270-PLUS(Intel H270 チップセット)ATX マザーボードのバックパネルインターフェースのチェック

ASUS PRIME H270-PLUS(Intel H270 チップセット)

こちらは毎度おなじみ感満載のマザーボード、ASUS PRIME H270-PLUS です。

ASUS PRIME H270-PLUS のバックパネルインターフェース

ASUS PRIME H270-PLUS のバックパネルインターフェースの構成

PS2端子 キーボード 1
マウス 1
映像出力 HDMI 1
DVI 1
DisplayPort 1
USB USB 3.0 4
USB 2.0 2
LAN - 1
オーディオ マイク入力 1
ライン入力 1
ライン出力(ステレオミニプラグ) 1

第7世代 Intel Core i7-7700 に対応したマザーボード(H270チップセット搭載)です。M.2接続は 16Gb/s のものが下部に、32Gb/s(Intel OptaneTM Memory対応)が上部にあります。

ちょっと余談 … Quadro M2000 は 全ての端子が DisplayPort だったもんでちょっとした事件ががが

まずは Quadro M2000 のインターフェースをご覧ください。

DisplayPort 4

そうなんです、Quadro M2000 って、ポート4つ全部 DisplayPort なんですね!これ、私のような超初心者には死角からの刺客でして、DVI端子が無いなんて思ってもみませんでした。まったく無意識でおもむろにDVI端子を接続しようとしたら無くて『あ。』って声がでました。

で、ここで頭に浮かんだのが、『なるほどーHDMIかー。』でした。早速家にあった♂♂の HDMI に接続し直そうとしたら、『えっ?入らない…。』ってなって『んん?口が曲がってるんじゃない?』とまで思った所で気が付きました。

『これ…ぜーんぶ DisplayPort じゃん。』

で、で。ケーブル類をしまってあるボックスに当然ながら DisplayPort の♂モノは無し。モニタ側には DVI-Dが1つ、HDMIが2つという仕様。そこでパターンとしては、DVI(♂モニタ側)× DisplayPort(♂グラボ側)か、HDMI(♂モニタ側)× DisplayPort(♂グラボ側)、はたまた変換ソケット等で接続するという感じです。

で、で、で。

仕方がないので急いで新宿の某量販店で↓を購入。

変換ソケットはこの値段の3倍くらいしたので店員さんに相談した所、これを見つけて持ってきてくれたんです!『ラッキー!』あー相談して良かった。この時までは。

結構レビュー期日も迫っていて超テンパっていましたが、これで一安心…さっそくケーブルを繋げたら謎のビープ音がぴーぴーと。よくよく聞いてみると、ピー、ピピピっつって、これ調べてみたらなんとグラボの接続不良らしい。

えっ!?まさか自分グラボ壊した…?変な汗が滝とまではいかないけど、トイレ流し1回分くらいは流れたと思います。

そしてもうここからは沼です。自分が持っているグラボやらケーブルやらモニタやらで色々なパターンを試して原因究明に奔走。そして最終的には「グラボが物理的に故障」の可能性が高まって『ふっ…、オレ弁償か。6万近くするぜぃ…。』と「死」を覚悟したと同時に『いや!新品だし、特に危ない事してないのに故障ってある?』と思いなおし、

新品で購入したケーブルを疑う

という私にとってはレベルの高い仮説に辿り着くまでにおよそ3時間経過。

またもや閉店間際の某量販店に駆け込み別な店員さんに事情を説明。すると

『あーバレットのやつ、安いだけにちょっと怪しいですよ~。』

な、なんですって!!!!!!!!!????ええええええええそうなの?まあもうそれは今はどうでもいいや、『何か良いものありませんか?』ってな事で持ってきてもらったのがコレ↓

普通に安い変換ケーブルありました…。あったのね、安いの。でも、どの道最初は変換ケーブルっていう選択肢がなかったので、結局こうなってた感で疲労がどっとコム。

家に帰って『もうこれで映らなかったらドスパラさんに返却。レビューはなしだな…すいません。』という気持ちで接続…。

映ったー!!!!!!!!

という事で、超ドタバタ劇でひじょーにメンタルがやられたのですが、自分の仮設が正しかったのはちょっと嬉しくなりました。

レベルが少しだけ上がったというお話でした。

raytrek LC M2 のまとめ・注意点・どんな人向け?

このモデルはもちろんクリエイター向けなのですが、

動画編集、3DCG、漫画・イラスト、CAD、DTM、レタッチ等々を「最高の環境」でやりたい

という方に向けてのオールマイティ―なデスクトップです。

今回、このようなハイエンドなクリエイター向けPCをレビューするのが初めて&クリエイター系ソフトを動かした経験がほぼほぼ無いので、ちょっとづつ勉強してPhotoshopをはじめ、各種ソフトを実際に動かした体感なども併せてレビューしていきたいと思いました。

以上、raytrek LC M2 のレビューでした。

…今回はとにかく接続で戸惑い過ぎて深堀りできませんでしたすみませんでした反省。

すべてのクリエイションに最高のパフォーマンスを約束したいモデル!!
raytrek LC M2 の価格・見積もり
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