オンラインゲームだってへっちゃら!の Quadro P2000 5GB 搭載 raytrek LC P2 レビュー!!
- raytrek LC P2 - レイトレック LC P2 の標準構成・スペック
- raytrek LC P2 - レイトレック LC P2(Core i7-7700/Quadro P2000 5GB)各種ベンチマーク測定スコア・グラボのスペック
- raytrek LC P2 内部のパーツチェック&採用マザーボードの背面インターフェースなど
- raytrek LC P2 のまとめ・注意点・どんな人向け?
raytrek LC P2 - レイトレック LC P2 の標準構成・スペック
今回も Quadro(クアドロ)搭載モデルをレビューします。前回クアドロ搭載でレビューしたパソコンは「raytrek LC M2」で、Quadro M2000 4GB だったんですが、これの後継モデルとなります。Quadro搭載パソコンの人気ランキングも、raytrek LC M2 の位置にそのままスライスドして登場。堂々の2位という事で売れ筋・人気のモデルです。
reytrek LC M2 と被る所も多々あると思いますが、前回よりも詳しくレビューをしていきたいと思います。
raytrek LC P2 (Quadro P2000 5GB / Intel Core i7-7700) |
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レビューした日 | 2017年 8月 18日(金) |
グラボ | NVIDIA Quadro P2000 5GB |
CPU | Intel Core i7-7700(クアッドコア, 定格 3.60GHz, ターボ・ブースト時最大 4.20GHz, 8MB L3 キャッシュ, インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応) |
メモリ | 16GB PC4-19200(DDR4 SDRAM, 8GBx2, デュアルチャネル, 最大 64GB) |
SSD
無料 アップグレード中 |
250GB SSD |
HDD | 2TB SATA 6Gb/s 接続(SATA Ⅲ) |
マザーボード | Intel H270 チップセット搭載 ATX マザーボード |
電源
無料 アップグレード中 |
Enhance 600W 静音電源(80PLUS TITANIUM / ATX-1860) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続) |
サイズ | 207(幅)×509(奥行き)×440(高さ) mm |
重量 | 約 13 kg |
OS | Windows 10 Home インストール済み |
※仕様は変更してあることもあるので、必ず公式サイトを確認してみて下さい。 |
構成は、前回レビューした Quadro M2000 搭載の raytrek LC M2 とグラフィックボード以外は全く一緒のモデルになります。ただし!レビューした時(2017年8月18日)は電源の無料アップグレードをしていて、500W → 600W の電源になっています。電源のアップグーレドって珍しい感。
raytrek LC P2 - レイトレック LC P2(Core i7-7700/Quadro P2000 5GB)各種ベンチマーク測定スコア・グラボのスペック
Quadro P2000 5GB を SPECviewperf 12.1 で測定した結果
raytrek LC P2(Quadro P2000 5GB 搭載) | ||
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SPECviewperf 12.1 / Window 1900 × 1060 | ||
3dsmax-05 | catia-04 | creo-01 |
103.14 | 114.30 | 104.23 |
energy-01 | maya-04 | medical-01 |
7.74 | 80.25 | 33.90 |
showcase-01 | snx-02 | sw-03 |
46.79 | 110.40 | 142.78 |
Quadro P2000 5GB(Open GL)と Intel Core i7-7700(CPU)を CINEBENCH R15 で測定
CINEBENCH R15 | |
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Quadro P2000 5GB | Intel Core i7-7700 CPU (4コア/8スレッド @ 3.60 GHz) |
OpneGL | CPU |
136.11 fps | 875 cb |
因みに、ゲーミングPCとしてはどうなのか?ベンチマークをちょっとしてみました。
ドラゴンクエスト10 ベンチマークの測定スコア
ダウンロード先:http://hiroba.dqx.jp/
raytrek LC P2 (Quadro P2000 5GB / Intel Core i7-7700) |
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解像度 … 1920 × 1080 pix / 表示方法 … フルスクリーン | ||
最高品質 | 標準品質 | 低品質 |
20138 | 20273 | 21422 |
すごく快適 | すごく快適 | すごく快適 |
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマークの測定スコア
ダウンロード先:http://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/download/
raytrek LC P2 (Quadro P2000 5GB / Intel Core i7-7700) |
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解像度 … 1920 × 1080 pix / Direct 11 / フルスクリーン | |
最高品質 | 高品質 (デスクトップPC) |
9618 | 11259 |
非常に快適 | 非常に快適 |
軽く測定しただけですが、ドラクエは20,000超えです。FFになると、例えばグラフィックボードで同価格帯(数千円違いですが)の GeForce GTX 1070 あたりと比較するとスコアはかなり落ちます。
Quadro P2000 5GB と GeForce GTX 1070 8GB のスコア比較(簡素ver.)
※2017年 8月18日時点での構成です。仕様は変更になる場合があります。 | |||
参考モデル | reytrek LC P2 |
GALLERIA GAMEMASTER GX |
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グラボ | Quadro P2000 5GB |
GeForce GTX 1070 OC 8GB |
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OS | Windows 10 |
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CPU | Intel Core i7-7700 |
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チップセット | Intel H270 チップセット |
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メモリ容量 | 16GB PC4-19200 | ||
ドラゴンクエスト10 (解像度 … 1920 × 1080 pix / フルスクリーン) |
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最高品質 | 20138 | 20641 | |
標準品質 | 20273 | 20898 | |
低品質 | 21422 | 21702 | |
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド (解像度 … 1920 × 1080 pix / Direct 11 / フルスクリーン) |
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最高品質 | 9618 | 16678 | |
高品質 (デスクトップPC) |
11259 | 17494 |
ドラゴンクエストレベルですと差が出ませんが、FFになってくると流石にスコアに開きがありますが、総じて「とても快適」「非常に快適」ですから、これはかなり嬉しい結果ですね。
システム用 SSD(SK hynix / HFS250G32TND-N1A2A)の読み込み・書き込み速度
商品情報(価格.com):SK hynix(SKハイニックス)SL308 HFS250G32TND-N1A2A
ダウンロード元:CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64
Read [MB/s] | Write [MB/s] | |
---|---|---|
Seq | 562.5 | 4832.0 |
512K | 380.2 | 340.5 |
4K | 504.1 | 447.5 |
4K Q32 |
28.89 | 118.2 |
※ こちらのパーツは時期により変更の可能性があります。 |
HDD(2TB/SEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200]/公式サイトではメーカーの明記なし)の読み込み・書き込み速度の測定結果
商品情報(価格.com):SEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200]
ダウンロード元:CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64
Read [MB/s] | Write [MB/s] | |
---|---|---|
Seq | 210.3 | 203.3 |
512K | 1.388 | 1.355 |
4K | 208.9 | 206.2 |
4K Q32 |
0.622 | 1.338 |
※ こちらのパーツは時期により変更の可能性があります。 |
NVIDIA Quadro P2000 5GB のスペックを GPU-Z でチェック
商品情報ページ:NVIDIA Quadro P2000 | 株式会社 エルザ ジャパン
ダウンロード元:GPU-Z 1.10.0
NVIDIA Quadro P2000 のスペック・仕様
CUDAコアプロセッサ | 1024 コア |
メモリ | 5GB GDDR5 SDRAM 搭載 |
メモリインターフェース | 160bit |
メモリバンド幅(GB/秒) | 最大140GB/s |
バス | PCI Express 3.0 x16 インターフェース |
対応API | OpenGL 4.5~2.1 / DirectX 12 (Shader Model 5.1) / DirectX 11~8.1 / Vulkan 1.0 / NVIDIA CUDA / DirectCompute / OpenCL API |
認証規格 | WHQL / ISO 9241 / EU RoHS / J-STD / EU / JIG/REACH / HF / WEEE / C-Tick / BSMI / CE / FCC / ICES / KCC / cUL, UL / VCCI |
最大消費電力 | 75 W |
ディスプレイコネクタ | DisplayPort × 4(DisplayPort ver 1.2対応) |
最大画面数 | 4 画面 |
その他搭載機能 | NVIDIA High Definition Audio機能 HDCP 2.2 対応 |
サポートアプリケーションベンダー | Autodesk, Adobe, AVEVA, AVID, Dassault, ANSYS FLUENT , Landmark, Lattice, PTC, RTT, Schlumberger, Siemens, UGS, Vizrt 他120以上のアプリケーションベンダーの認証を取得 |
対応OS | Windows 10* / Windows 8.1 / Windows 8 / Windows 7 / Windows Server 2016 / Windows Server 2012 R2 / Windows Server 2008 R2 / Linux(64bit) *Windows 10 はバージョン 1511(OSビルド 10586)以降が必要。 ※各OS最新のアップデートの適用を推奨 |
外形寸法 | 200mm x 111.15mm x 18mm 1スロットサイズ (ブラケット含まず) |
NVIDIA Quadro P2000 の必要動作環境
CPU | Intel Xeon / Core i シリーズもしくはAMD Phenom / Opteron 以上の CPUを搭載した DOS/V PC及びワークステーション |
接続バススロット | PCI Express x16に対応した空きスロット1つ (PCI Express 3.0準拠) |
電源容量 | 最小:定格出力400W 以上の出力が可能な電源ユニット |
推奨:定格出力450W 以上の出力が可能な電源ユニット | |
電源コネクタ | 不要 |
システムメモリ | 4GB 以上のシステムメモリ(8GB以上を推奨) |
ハードディスク | 300MB 以上の空きハードディスク容量 |
光学ドライブ | ソフトウェアインストールのためのCD/DVD ドライブ |
ディスプレイ | 1024x768 以上の解像度が表示可能なディスプレイ |
raytrek LC P2 内部のパーツチェック&採用マザーボードの背面インターフェースなど
内部の様子です。Quadro 自体モノが大きくはないので至ってシンプルな内部です。配線もすっきりと束ねられています。
各パーツのチェック
このモデルの価格を牛耳っているパーツである所の Quadro P2000 5GB です。2017年8月18日時点での価格.comでの価格は¥59,670です。Geforce だと大体 GTX 1070 と同じくらいの価格帯ですね現状ですと。
GeForce のハイエンドたちと違ってモノは非常に簡素で薄いですから、消費スロットは1スロットのみです。今までハイエンドの GeFroce 搭載モデルを多くレビューしてきたので新鮮です。
Quadro P2000 5GB の特徴
Quadro P2000 背面コネクタの仕様
DisplayPort | 4 |
Quadro P2000 5GB は、NVIDIA Pascal アーキテクチャ採用の Quadro P2000 GPUを搭載しています。DisplayPort 1.4 コネクタが4系統です。ですので DVI や HDMI が無いという事なので要注意ですね。8Kモニタ構成などが可能です。
Quadro P2000 サポート解像度
ケーブルの本数 | 表示 |
---|---|
1 | 5120 × 2880 @60Hz |
2 | 7680 × 4320 @ 60Hz |
3 | 7680 × 4320 @ 120Hz |
薄型のアクティブファンシンクという仕様で、とてもスリムです。補助電源も必要ないので汎用性が高いですね。
基盤です。
GPU Boost 機能を搭載しているので、クロック周波数を自動で調整して、パフォーマンスを最適化してくれます。柔軟に消費電力を抑えてくれます。
CPUファンとメモリです。どちらも特筆する所はないです。CPUファンは標準構成でノーマルファンですが、カスタマイズで静音パックが選択できます。ただ、Quadro はそこまで排熱にデリケートになる必要は無いと思いますので、ノーマルファンでOKではないでしょうか。P2000 の最大消費電力は 75W と低いです。
電源は、通常は DELTA製の 500W 80PLUS BRONZE ですが。今は無料アップグレード中で、Enhance製の 600W 静音電源(80PLUS TITANIUM / ATX-1860)になっています。ストレージの大増量などをしない限りカスタマイズの必要は無いですね。
ASUS PRIME H270-PLUS(Intel H270 チップセット)ATX マザーボードのバックパネルインターフェースのチェック
こちらは毎度おなじみ感満載のマザーボード、ASUS PRIME H270-PLUS です。
ASUS PRIME H270-PLUS のバックパネルインターフェースの構成
PS2端子 | キーボード | 1 |
---|---|---|
マウス | 1 | |
映像出力 | HDMI | 1 |
DVI | 1 | |
DisplayPort | 1 | |
USB | USB 3.0 | 4 |
USB 2.0 | 2 | |
LAN | - | 1 |
オーディオ | マイク入力 | 1 |
ライン入力 | 1 | |
ライン出力(ステレオミニプラグ) | 1 |
第7世代 Intel Core i7-7700 に対応したマザーボード(H270チップセット搭載)です。M.2接続は 16Gb/s のものが下部に、32Gb/s(Intel OptaneTM Memory対応)が上部にあります。
raytrek LC M2 のまとめ・注意点・どんな人向け?
このモデルはもちろんクリエイター向けなのですが、
動画編集、3DCG、漫画・イラスト、CAD、DTM、レタッチ等々を「最高の環境」でやりたい
という方に向けてのオールマイティ―なデスクトップです。さらに、
オンラインゲームもやりたい!!
このような要望も同時にかなえてくれます。仕事と遊びの両方に対応する最高のモデルのひとつだと言えますね。
以上、raytrek LC P2 のレビューでした。
…うーん。私は GeForce よりも Quadro にしとけば良かったと思い始めている今日この頃。