GALLERIA SZ 評価・レビュー

GALLERIA AV レビュー Core i7 と比較して Ryzen を選ぶメリットを考えてみる。

GALLERIA AV レビュー Core i7 と比較して Ryzen を選ぶメリットを考えてみる。

(火)更新

基本スペック・仕様・サイズ

ドスパラ通販サイトでGALLERIA SZ をチェック。シリーズ最上位です。

※この公式サイトのキャプチャは2018年4月時点のものです。

ちょっと前に、GALLERIA AZ という、Ryzen 7 1800X × GeForce GTX 1080 Ti 搭載のタワー型をレビューしたのですが、その時は最終的に GALLERIA ZZ をすすめる事にしました。今回はどうでしょうか。Ryzen VS Core i7、本音レビューでいきたいと思います。

GALLERIA SV 標準スペック・仕様・サイズ
グラボ NVIDIA GeForce GTX 1070 Ti 8GB
CPU AMD Ryzen 7 1700
(8コア16スレッド, 定格 3.00GHz, 最大 3.70GHz, 16MB L3 キャッシュ)
メモリ 8GB PC4-21300
(DDR4 SDRAM, 8GBx1, 最大 32GB)
SSD 500GB SSD
HDD 2TB SATA 6Gb/s 接続(SATA Ⅲ)
マザーボード AMD B350 チップセット搭載 ATX マザーボード
電源 DELTA 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続)
サイズ 105(幅)×350(奥行き)×382(高さ) mm
重量 約 7.2 kg
OS Windows 10 Home インストール済み
キーボード GALLERIA Gaming Keyboard(USB接続)
マウス GALLERIA レーザーマウス(5ボタン,マッドブラック,USB接続)
※仕様は変更してあることもあるので、必ず公式サイトを確認してみて下さい。
GALLERIA AV(Ryzen 7 1700 × GeForce GTX 1070 Ti)の詳細はこちら

このスペックを見た時に、普通に『GALLERIA XV でいいんじゃないか?』と感じました。(GALLERIA XV は現時点で1番人気。)ただ、細かくスペックを比較すると、

  GALLERIA AZ(Ryzen 7 1800X)
GALLERIA AV
GALLERIA ZZ(Core i7 8700K)
GALLERIA XV
グラボ NVIDIA GeForce GTX 1070 Ti 8GB
CPU AMD Ryzen 7 1700 Intel Core i7-8700
メモリ 8GB PC4-21300(8G×1) 8GB PC4-21300(4G×2)
SSD 500GB
HDD 2TB
チップセット AMD B350 Intel H370
電源 DELTA 650W
(80PLUS BRONZE)
DELTA 500W
(80PLUS BRONZE)
価格 174,980円 165,980円

メモリの枚数、そして電源の容量に差がある事が分かります。因みに Ryzen 7 1700 と Core i7 8700 の比較で言うと、やはり Intel の方が性能は上感がありますね。価格面でも、

AMD Ryzen 7 1700 BOX ¥29,910
Intel Core i7 8700 BOX ¥34,192

と、Intel が勝利という感じです。ここで気になるのは、電源の容量が GALLERIA AV の方が 150W 多いにしても、結局 GALLERIA XV の方が 9,000円も安いんですよね。

GALLERIA XV は現在1番人気で、しかも通常 167,980円からの 2,000円引きで販売しています。正直 GALLERIA XV の方がお得なのはあります。

ただ、GALLERIA AZ(Ryzen 7 1800X)の時も言いましたが、Ryzen はエンコード系にはめっぽう強いので、それを踏まえて考えると良いと思います。個人的にはゲーミングPCとして評価するなら完全に GALLERIA XV をおすすめします。

という事で、以下ベンチマークから。

ゲーミング性能に関するベンチマーク測定結果

人気タイトル・定番ベンチマークソフトのスコア

ドラゴンクエストⅩ

ドラゴンクエストⅩベンチマーク 最高品質 16223 すごく快適

ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク 最高品質 11214 非常に快適
高品質 11455 非常に快適
標準品質 12896 非常に快適

ドラゴンズドグマオンライン

ドラゴンズドグマオンラインベンチマーク 最高品質 7952 とても快適

ファンタシースターオンライン2 EP4

ファンタシースターオンライン2 EP4 ベンチマーク 設定 6 028345 快適に動作

モンスターハンターフロンティア オンライン

モンスターハンターフロンティア オンライン ベンチマーク - 45872 -

バイオハザード6

バイオハザード6ベンチマーク - 16773 RANK S
GeForce GTX 1070 Ti 8GB/Ryzen 7 1700
(全ソフト共通 … 解像度 1920 × 1080 pix / フルスクリーン)

えええ…?1070 Ti なのにこのスコアは低すぎですよね…?しっかりドライバも更新して何度か測定したんですが…。1070 Ti のパワーを活かしきれていない印象です正直…。

ちょっとウチのサイトでレビューした 1070 Ti 搭載モデルの GALLERIA SV と比較してみましょう。

GALLERIA AV と GALLERIA SV のゲーム系ベンチマークスコア比較

GeForce GTX 1070 Ti GALLERIA AZ(Ryzen 7 1800X)
GALLERIA AV
GALLERIA SV(GeForce GTX 1070 Ti)
GALLERIA SV
Ryzen 7 1700 Core i7 7700
ドラゴンクエストⅩベンチマーク 最高品質 16223 20354
ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク 最高品質 11214 14188
高品質 11455 14641
標準品質 12896 17359
ドラゴンズドグマオンラインベンチマーク 最高品質 7952 13081
ファンタシースターオンライン2 EP4 ベンチマーク 設定 6 028345 058862
バイオハザード6ベンチマーク - 16773 22985
全ソフト共通 … 解像度 1920 × 1080 pix / フルスクリーン

むむむこれわ…。完敗です、気持ちイイ位の完敗ですね。ドラクエで 16,000台ですし、PSO2 ではダブルスコア状態。ゲーミング用途としてはやはり GALLERIA AV はおすすめできませんね。1070 Ti がもったいないです。

それでもめげずにゲーミング性能を測っていきます。

3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)

TIME SPY 1.0

TIME SPY 1.0 SCORE 6522
Graphics Score 6622
CPU Score 6291

FIRE STRIKE 1.1

FIRE STRIKE 1.1 SCORE 14951
Graphics Score 19318
Physics Score 16592
Combined Score 5101
GeForce GTX 1070 Ti 8GB/Core i7 7700

VRMARK

VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0

VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 SCORE 7542
Average frame rate 165.54 fps
Target frame rate 109.00 fps
GeForce GTX 1070 Ti 8GB/Ryzen 7 1700

3DMark、VRMark共に、やはり Ryzen は弱いですね。

基本的な処理能力に関するベンチマーク測定結果

CPU-Z(Ryzen 7 1700)

CPU-Z ベンチマーク結果「Intel Core i7 7700

CPU-Z ベンチマーク結果

CPU シングルスレッド 380.8
CPU マルチスレッド 3946.6

これですね。これが Ryzen にするメリットだと思います。やはりマルチタスクのスコアは群を抜いて高いです。

CINEBENCH R15(AMD Ryzen 7 1700・GeForce GTX 1070 Ti 8GB)

CINEBENCH R15 で Intel Core i7 7700・GeForce GTX 1080 Ti 11GB を測定

CINEBENCH R15結果

CPU 1405 cb
OpenGL 80.90 fps

ここでも顕著な結果が。CPU の 1405cb は非常に高い数値ですね。現状 最強の Core i7 8700K と同等のスコアが出てます。やはりタスク系にはめっぽう強いという事が分かります。

GALLERIA AV で PUBG をプレイ!体感として快適にプレイできたか?

GALLERIA AV で PUBG。勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!

うぃぃぃ!!ないすぅ!!2度目のドン勝っす!最初のドン勝よりもだいぶ落ち着いてプレイできました。ただ、またしても2kill。もうちょっとkill数を増やしてドン勝するのが次の目標です。

今回も測定がてら5回プレイしました。スコアではゲーミング性能に疑問が残ろ GALLERIA AV ですが、体感ではどうでしょうか?FPS値と共に評価していこうと思います。

GALLERIA AV の PUBG におけるフレームレート

FRAPSLOG FPS 測定フレーム数
ウルトラ 74 68524
90 115684
99 100980
91 145233
非常に低い 101 162251

あくまでざっくりとした指標です。設定「低」が91と落ち込むのも、プレイする場所や人の密集具合でだいぶFPS値が変わってくるためです。ウルトラでも60は超えているのでとりあえずは無問題ですね。

実際にプレイした体感としてはどうか?

実際にプレイしてみて、やはりウルトラは避けた方がいいですね。動きが止まる事はないんですが、終始弱いラグが続いている感じ…っていう表現で良いのでしょうか?ゴワワワ…として動きですね、カクつきの一歩手前という感じ。

1080 Ti でもウルトラ設定はあまり推奨しません個人的に。「高」も若干不安定な感じもします。中くらいからですね。完全に安心感あるのは。メモリや回線も影響しますが、体感としては中以下が良いなーと思います。

PUBG基準でいけば Ryzen よりもやっぱり Core i です。これはもう間違いないですね。マルチタスク系、エンコードなどの能力を重視したい場合は価格的にも、この GALLERIA AV を候補に入れても良いでしょう。

以上、GALLERIA AV のレビュー評価でした。

ゲーム目的なら正直NG。エンコード専用で一台欲しい人はコスパ良し!
GALLERIA AV(Ryzen 7 1700 × GeForce GTX 1070 Ti)の詳細はこちら
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