raytrek X4-T Rose Gold Windows 11 搭載 イラスト向けモデル レビュー&評価
標準スペック・サイズ
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CPU | Intel Core i7-1165G7(2.80GHz-4.70 GHz/4コア/8スレッド) |
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グラフィック | Intel Iris Xe graphics(CPU内蔵) |
メモリ | 16GB LPDDR4(PC4-25600) |
M.2 SSD | 512GB NVMe SSD(M.2スロット 2280) |
カードリーダー | MicroSDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC, 最大認識容量:512GB) |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
ディスプレイ | 14.0インチ フルHD 非光沢ワイド液晶(1920×1080ドット表示) リフレッシュレート 60Hz |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー(約 11.0 時間 JEITAバッテリー動作時間測定法 Ver. 2.0) |
無線LAN | Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) |
WEBカメラ | HD画質 WEBカメラ ※内蔵位置:液晶パネル上部 |
サイズ | 323.5(幅) × 219.5(奥行) × 18.9(高さ) mm |
重量 | 約 1.5 kg |
セキュリティ機能 | 指紋センサー(タッチパッド部分に組込), ケンジントンロック,TPM2.0 |
※最新スペック・情報は必ず公式サイトにて確認下さい。 |
ドスパラのクリエイター向けのPCシリーズ raytrek(レイトレック)シリーズから、ノートパソコンの raytrek X4-T Rose Gold Windows 11 搭載 イラスト向けモデル をお借りする事が出来たので、レビュー&評価してみたいと思います。
このモデルですが、最近デザインから大きく刷新されてまして、これが中々イケてるんですよね。今までのBTOメーカーが出すノートPCのイメージからは良い意味で脱却したデザインです。
価格もめっちゃお手頃なんですが、果たしてスペック・性能のほどはどうなんでしょうか?
もちろんこれはゲーミングPCではないのでハイエンドグラフィックカードを搭載していないのですが、いつものようにベンチマークで数値を取ることには意義があると思うのでやっていこうと思います。
動画編集・タスク系能力をチェック
WIN SCORE SHARE のスコア
スコアは8.1です。予想以上に高かったです。
CPUID HWMonitor で各パーツの温度をチェック
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各パーツの最高温度 |
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CPU(Intel Core i7-1165G7) | Package | 86℃ |
M.2 SSD(PCIe SSD) | Assembly | 32℃ |
この温度は、今回のレビューでベンチマークを動かしている間ずっと起動して測定していた数値になります。
ノートパソコンなのですが、かなり低温で安定しています。排熱能力は高いですね。
CPU-Z(Intel lris Xe Graphics)
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CPU-Z(Intel Core i7-1165G7)
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CPU-Z Ver. 1.98.0x64 ベンチマーク結果 |
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CPU シングルスレッド | 476.7 |
CPU マルチスレッド | 1898.1 |
リファレンスは Core i5-7600Kです。
PCMARK 10
PCMARK 10 の測定結果 |
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4 579![]() |
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上位24%に入る性能![]() |
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このベンチマーク結果を PCMARK 公式サイトで見る |
上位59%に入る性能でした。タスク能力はかなり高いですね。
CrystalDiskMark(M.2 SSD)
PCIe SSD 512.1 GB |
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5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
Seq Q8T1 | 2497.06 | 1956.31 |
Seq Q1T1 | 1561.54 | 1567.33 |
RND4K Q32T16 | 786.74 | 403.90 |
RND4K Q1T1 | 53.72 | 150.14 |
ゲーム用途でもイケちゃう?測定してみた
人気ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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最高品質 | 12804 | すごく快適 |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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軽量品質 | 3054 | 普通 |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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- | 8090 | - |
バイオハザード6 |
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- | 8237 | RANK S |
Intel Iris Xe graphics & Intel Core i7-1165G7 全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン |
おやや!!? これけっこうイケるんじゃないですかね?設定を軽くすれば FF でもギリプレイできそうな感じがします。
実際、ベンチマーク中に画像のヌルヌル度をチェックしていましたが、流石に『滑らか!』とまではいきませんでしたが、画像はしっかり動いてました。
ゲーム時は他のすべてのタスクを切ってやれば何とかなるんじゃないですかね?(保証はできませんが。)
3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)
TIME SPY 1.0 |
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1 724![]() |
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Graphics Score | CPU Score | |
1 581 | 3 553 | |
下位6%の性能![]() |
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このベンチマーク結果を 3DMARK 公式サイトで見る |
FIRE STRIKE 1.1 |
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4 297![]() |
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Graphics Score | 4 956 | |
Physics Score | 8 313 | |
Combined Score | 1 579 | |
下位15%の性能![]() |
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このベンチマーク結果を 3DMARK 公式サイトで見る |
TIME SPY 1.0 は下位5%、FIRE STRIKE 1.1 でも下位15%というスコアでした。
VRMARK のスコア
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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2 469![]() |
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Average frame rate | Target frame rate | ||
53.82 fps | 109.00 fps | ||
下位5%の性能![]() |
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このベンチマーク結果を VRMARK 公式サイトで見る |
3D MARK は下位5%の性能でした。
デザイン・仕様のチェック
こちらが新しくなった raytrek ノートのデザインです。写真だとちょっとくすんで見えますが、実際ももっとシックなピンクがパリッと映えて、非常に洗練された感じです。
これはローズゴールドですが、男性でも全然良いですね。付属品はUSB PD対応ACアダプターとUSB Type-Cケーブル(1.8m)と、シンプルです。
また、天板のヘアライン加工がめっちゃおしゃれなんですよね。
カラーバリエーションもあるので、ちゃんとした色みで見たい場合は公式サイトへアクセスしてみて下さい。
開くとこんな感じです。ローズゴールドとブラックのキーやタッチパッド部、ブレームとのコントラストが素晴らしいですね。
ほぼ180度開くようになっています。(フルオープンヒンジ)
横から撮影。ぺったんこですね。
キー配列はこんな感じです。矢印キーとファンクションキーがやや窮屈でしょうか。Enter キーが大きいのは GOOD。19mmキーピッチですね。LEDバックライトも付けられます。
打鍵間はややしっかり目です。カクカクとしっかりとキーを叩く感じです。キーの面積が大きくて誤入力が少なそうな印象を受けました。
底面の様子です。排気口が広いです。温度測定の際、低温だったのはこの影響でしょうか。しっかりと排気してくれそうですね。
タッチパッドの感度はとても良かったです。指も滑らかに動きます。
これは指紋センサーです。指先を置くとユーザーを認識してくれますので一瞬でログインできます。めっちゃ便利ですね。
Webカメラです。左側面には接続をオンオフできるボタンもあります。
インターフェース
右側
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① | MicroSDカードリーダー |
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② | マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 |
③ | USB2.0 |
④ | USB3.2 Gen1(Type-A) |
⑤ | ケンジントンロック |
左側
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⑥ | HDMI1.4a | |
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⑦ | USB3.2 Gen2(Type-A) | |
⑧ | Thunderbolt 4(USB Type-C) | |
⑨ | Webカメラ+マイク On/Offスイッチ |
2つのThunderbolt4は、USB Power Delivery(パワーデリバリー)に対応していて、充電しながら外部機器との接続が可能です。
また、USB 3.2ポート、USB2.0ポート、HDMIポートなどさまざまな状況に対応できるポートがありますね。
良い点・イマイチな点
raytrek X4-T Rose Gold Windows 11 搭載 イラスト向けモデル をレビューして、良い所とイマイチだと思う所を正直にまとめてみました。まずは良い所から。
- デザインが非常にシンプルでかっこイイ!飽きが来にくい!!
- 価格の割にハイスペック=コスパ高!!
- 内部へのアクセスがワンタッチ式でめっちゃ楽!!
この3点が特に注目できる点かと思いました。
特にデザインについては秀逸だと感じます。巷には色々なノートブックが出回っていますが、個人的にはトップクラスでデザインが好きです。
私はもうオジサンなんですが、結構ピンク…ショッキングピンクのようなピンクではなく、今回のようなピンクが好きで、iPhoneとかもローズゴールドを使っているのですが、この raytrek X4-T Rose Gold Windows 11 搭載 イラスト向けモデル のローズゴールドはドンピシャで好みです。
これ、実際のモデルの様子は、今回上手に写真が撮れなかったので(白布にすれば良かった…。)、公式サイトで是非確認してみて下さい。
また、想像以上にパワーがあり、Adobeのソフトはもちろん、ちょっと軽めに設定したゲームタイトルでも割と遊べちゃうのが嬉しい誤算ですね。
これで税込み10万円台はガチで最強です。
対して、ちょっとイマイチかな~と思った点は、
- LANポートが欲しかった…。
- Thunderbolt 4(USB Type-C)は両面に1コずつが良かった…。
というところでしょうか。
私はあまりノートを利用することが少なく、レビューでもゲーミングノートが主なので、LANポートなんてのは当然あるものだと思って、いざ接続しようとしたのですが、コレ、LANポートが無いんですね…。
個人的には欲しいです。
また、電源は Thunderbolt 4(USB Type-C)端子に挿すのですが、仮にこのノートでマウス(マウスパッド)を利用する場合、右利きである私にはケーブルが邪魔になるんですよね。
できれば反対側にも欲しかった所です。
以上、raytrek X4-T Rose Gold Windows 11 搭載 イラスト向けモデル のレビューでしたが、全体的には完成度が非常に高く、スリムでパワフル。所有欲も十分に満たされる至極の1台ではないでしょうか。