GeForce GTX 1660 搭載 GALLERIA XJ を評価・レビュー!!
標準スペック・仕様・サイズ
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グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1660 6GB |
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CPU | Intel Core i7-8700 |
メモリ | 8GB PC4-21300 |
SSD | M.2 240GB |
HDD | 1TB |
マザーボード | Intel B365 チップセット搭載 ATX |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
サイズ | 207(幅)x520.7(奥行き)x450.2(高さ)mm |
重量 | 約 13.9 kg |
OS | Windows 10 Home インストール済み |
※最新のスペックは必ず公式サイトにて確認して下さい。 |
2019年3月15日に発売された GeForce GTX 1660 を搭載したリーズナブルなモデル、GALLERIA XJ のレビューをします。
この新しく登場した GTX 1660 ですが、巷のレビュー等をチェックすると、GTX 1060 と GTX 1070 の間位の性能という評価です。
そう考えると、現状の 1070 の価格と 1660 の単体の価格差は1万円以上の開きがあるので最強のミドルクラスのグラフィクボードと言っても良いのではないでしょうか。
グラフィックボードのメーカーとHDMI・DisplayPort の数
今回のレビューのタイミングで GALLERIA XJ に搭載されていたグラフィックボードは、Palit(パリット)のGeForce GTX 1660 StormXでした。
ドスパラ御用達・国内唯一の正規代理店としてドスパラのみが採用出来るベンダーです。ドスパラのゲーミングPCの安さの根幹を支えている台湾のグラフィックボードメーカー、それが Palit です。
補助電源は 8pin×1、TDP は120W、推奨システム電力は450Wです。
背面のインターフェース群
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DVI-D | Dual-Link DVI-D | 1 |
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HDMI | HDMI 2.0b | 1 |
DisplayPort | DP1.4 | 1 |
DVI-D があります。HDMI はひとつ、DisplayPort(ディスプレイポート)も1つです。
GPU-Z 2.16.0 の情報
GPU クロックは 1530 MHz、メモリは 6GB(6144MB)です。
ベンチマーク測定でゲーミング性能をチェック
人気ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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最高品質 | 22262 | すごく快適 |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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高品質 | 5955 | やや快適 |
標準品質 | 7779 | 快適 | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 6 | 066862 | 快適に動作 |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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- | 30097 | - |
バイオハザード6 |
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- | 21501 | RANK S |
GEFORCE GTX 1660 & Intel Core i7-8700 全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン |
まずまずの結果です。フルHD向けですね。4K画質でプレイをしたい場合だと、この構成では厳しい印象。
3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)
TIME SPY 1.0 |
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5 658![]() |
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Graphics Score | CPU Score | |
5 481 | 6 933 | |
上位48%の性能![]() |
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今回のベンチマーク測定を3DMARKで見る |
FIRE STRIKE 1.1 |
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12 365![]() |
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Graphics Score | 14 179 | |
Physics Score | 18 422 | |
Combined Score | 5 042 | |
上位30%の性能![]() |
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今回のベンチマーク測定を3DMARKで見る |
TIME SPY 1.0 は上位48%、FIRE STRIKE 1.1 は上位30%に入るというスコアでした。4K画質では厳しいですがフルHDだったらマズマズの結果だと言えます。
FPS(フレームレート)測定で快適さチェック
ドラゴンクエストⅩ |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
最高品質 | 29 | 193 | |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
高品質 | 29 | 54 | |
標準品質 | 51 | 78 | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
設定 6 | 151 | 237 | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
- | 177 | 314 | |
バイオハザード6 |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
- | 41 | 179 | |
※ 計測時間はベンチマーク開始時から約6分間。小数点以下四捨五入 |
一応ヌルヌル動かせる基準的なfps値が 60fps ですから、平均スコアでいけは「十分」以上、全く問題ないレベルです。ただし、2018年~2019年にかけてリリースされてきているゲームタイトル群の中には、60を切ってくるものもあると思います。
基本グラフィック設定は「低」をデフォルトで考えておくべきです。
VR性能のベンチマークスコア
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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11 876![]() |
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Average frame rate | Target frame rate | ||
183.93 fps | 109.00 fps | ||
上位29%の性能![]() |
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今回のベンチマーク測定をVRMARKで見る |
上位29%の性能でした。
CPU・GPU・SSD・HDD の速度・性能
WIN SCORE SHARE のスコア
スコアは8.2でした。ボトルネックとなっている(ボトルネックとも言えませんが)のはSSDです。
CPUID HWMonitor で各パーツの温度チェック
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各パーツの最高温度 |
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CPU(Core i7-8700) | 77℃ | ||
グラフィックボード(GeForce GTX 1660) | 72℃ | ||
SSD | 45℃ | HDD | 33℃ |
この温度は、今回のレビューでベンチマークスコアを動かしている間ずっと測定していた数値です。CPU、グラフィックボードあたりは若干高めでしょうか。
CPU-Z(Intel Core i7-8700)
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CPU-Z Ver. 1.87.0.x64 ベンチマーク結果 |
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CPU シングルスレッド | 510.2 |
CPU マルチスレッド | 3878.0 |
リファレンスには上位版の Core i7-8700Kをチョイスしてみました。特にシングルレッドでの性能に差が出ました。
CINEBENCH R15(Intel Core i7-8700 & GeForce GTX 1660 6GB)
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CINEBENCH R15 の測定結果 |
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CPU | 1423 cb |
OpenGL | 141.20 fps |
PCMARK 10
PCMARK 10 の測定結果 |
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5 723![]() |
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Web Score | Apps Score | |
9 045 | 10 233 | |
Chat Score | Photo Score | |
6 755 | 8 133 | |
Video Score | Writing Score | |
5 679 | 6 306 | |
Spreadsheet Score | Essentials | |
9 228 | 8 550 | |
Productivity | Digital Content Creation | |
7 628 | 7 800 | |
上位17%の性能![]() |
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今回のベンチマーク測定を PCMARK で見る |
上位17%の性能でした。ゲーミング性能、VR性能のベンチマークと併せて、このタスク系の PCMARK が最も相対的性能が良いですね。
CrystalDiskMark(SSD:Cドライブ)
Crucial Micron 1100 MTFDDAV256TBN 256.0 GB |
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5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
Seq Q32T1 | 521.5 | 452.8 |
4KiB Q8T8 | 247.8 | 270.0 |
4KiB Q32T1 | 246.5 | 219.7 |
4KiB Q1T1 | 27.37 | 88.90 |
CrystalDiskMark(HDD:Dドライブ)
TOSHIBA DT01ACA100 1000.2 GB |
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5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
Seq Q32T1 | 199.5 | 200.9 |
4KiB Q8T8 | 1.374 | 1.413 |
4KiB Q32T1 | 1.374 | 0.927 |
4KiB Q1T1 | 0.633 | 0.203 |
単体価格・スペックを価格.comで見る |
SSD はちょっと珍しく Crucial の Micron 1100 MTFDDAV256TBN という M.2 SSD で、HDD はお馴染みの TOSHIBA でした。
目隠しパーツ(CPUクーラー・マザーボード・電源ユニット・メモリ)はどこのメーカー?
GALLERIA XJ の内部を覗いて、公式サイトでは記載が無い目隠しパーツ群をチェックしていきます。CPUクーラー、電源ユニット、マザーボード、メモリをチェックしました。
パっと見た感じ、グラフィックボードが非常にコンパクトで新鮮です。配線やエアフローにゆとりがありますね。
CPUクーラー
GeForce GTX 1660 はコンパクトながらも GALLERIA XJ にはエアフローを考慮して標準構成で「静音パックまんぞくコース」が選択されてします。DEEPCOOL製のCPUクーラーです。
マザーボード
マザーボードはASUS PRIME H370-Aでした。公式サイトの表記には B365 チップセット搭載とあるので、公式サイトの表記が間違っている可能性がありますね。
ASUS PRIME H370-A バックパネルインターフェース
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PS/2 | キーボード/マウス | 1 |
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USB 3.1 | Gen2 | 2 |
USB 3.1 | Gen1 | 2 |
USB 2.0 | - | 2 |
映像出力 | HDMI | 1 |
DVI | 1 | |
D-sub | 1 | |
LAN | - | 1 |
オーディオ | マイク入力 | 1 |
ライン入力 | 1 | |
ライン出力(ステレオミニプラグ) | 1 |
Type-C がありません。前時代的ではありますが、価格を抑えるための構成という事でう。
メモリ
メモリモジュールはサムスン純正の Samsung M378A5244CB0-CTD です。4GB × 2 、PC4-21300 (DDR4-2666)の 8GB 構成になっています。
電源ユニット
これはどのこかちょっと不明なんですが、多分Acbelだと思うんですがメーカーロゴやラベルが確認できないタイプなので何とも言えません。
補足ですが、M.2 SSD はマザーボードに二つあるスロットの上部に搭載されていました。
このモデルを選ぶメリット
最後にまとめ的に、GALLERIA XJ を選ぶ際に抑えておきたいポイント、そして利点・メリットについて、個人的な見解をまとめておきます。
- グラフィックにそこまでこだわらず快適にプレー出来ればよい、という考えなら現行最強のコスパゲーミングPCだと思う。
- GeForce GTX 1660 がコンパクトなので、ミニタワーモデルを選択するのもアリ。
という感じでしょうか。
せっかくコンパクトなグラボなので、省スペースの人は若干価格は上がりますが、ケースもコンパクトなモデルにしてしまうのもアリですね。
その場合、GALLERIA RJ5
という Ryzen 搭載モデルになりますが、コチラもチェックしてみては如何でしょうか。
以上、GALLERIA XJ のレビューでした。