ドスパラ GALLERIA XA5R-67XT 5600X搭載

GALLERIA XA5R-67XT(Radeon RX 6700 XT × Ryzen 5 5600X)レビュー&評価

GALLERIA XA5R-67XT(Radeon RX 6700 XT × Ryzen 5 5600X)レビュー&評価

)更新

    標準スペック・サイズ

    GALLERIA XA5R-67XT 標準スペック・仕様・サイズ・価格
    グラボ AMD Radeon RX 6700 XT 12GB
    CPU AMD Ryzen 5 5600X(3.7GHz-4.6GHz, 6コア, 12スレッド)
    メモリ 16GB(PC4-25600, 8GBx2, 2チャネル)
    M2.SSD 1TB(M.2 2280, 読込速度 3200MB/s,書込速度 3000MB/s)
    電源 650W(80PLUS BRONZE)
    マザーボード ASRock B550 TW(ATX)
    PCケース ガレリア専用 SKケース
    サイズ(mm) 220(幅)x 440(奥行)x 480(高)
    重量 約 14 kg
    OS Windows 10 Home(64bit)
    ※最新スペック・情報は必ず公式サイトにて確認下さい。
    GALLERIA XA5R-67XT の見積もり・購入

    ドスパラのゲーミングPCシリーズ GALLERIA(ガレリア)から GALLERIA XA5R-67XT をお借りする事が出来たので、レビュー&評価してみたいと思います。

    このモデルは、2021年3月に発売した新しいグラフィックボード AMD Radeon RX 6700 XT を搭載、CPU も AMDという AMD×AMDという、AMDAMDした1台でして、当サイトで Radeon搭載のゲーミングPCをレビューするのは初です。

    価格はゲーミングPCの中では20万円を切る感じで"中堅どころ"と言った感じですが、どれ位のスコアが出るのか?楽しみです。

    グラフィックボードのメーカー

    AsRockはAMD Radeon RX 6700 XT Challenger D 12GB

    搭載されるグラフィックボードのベンダー(メーカー)は、購入・出荷時期によって異なる場合があります。

    今回搭載されていたグラフィックボードは、AsRockのAMD Radeon RX 6700 XT Challenger D 12GBでした。ドスパラにしては珍しいチョイスのような気がします。

    ファンは2 基搭載

    ファンは2 基搭載でスタイリッシュなデザインが私の好みです。背面に装備されたプレミアムサーマルパッドで冷却するそうです。

    ファンは、 0dBサイレントクーリングと言って、業負荷が軽いときにはノイズなしにファンを完全に停止する機能を有しています。

    補助電源は 8pin x 2

    補助電源は 8pin x 2 とちょっとゴツめの仕様。メモリは 12GB GDDR6X です。推奨PSU(電源ユニット)は650W。

    グラボはしっかり装着されている。

    グラボの着脱は堅牢な分ひと手間かかります。このようにネジとプレートを取り外してからグラボを抜き差しします。

    GPU-Z(AMD Radeon RX 6700 XT)

    GPU-Z(NVIDIA Radeon RX 6700 XT)
    TECHPOWERUP のサイトで詳細を見る AMD Radeon RX 6700 XT

    メモリは Samsung製でした。Lookupのリンク先はまだ存在していなかったので、AMD Radeon RX 6700 XT のリンクで代替してあります。

    グラボのインターフェース

    Palit Radeon RX 6700 XT StormX のインターフェース
    HDMI DisplayPort
    1 3

    ゲーミング性能を測定

    人気ベンチマークソフトのスコア

    ドラゴンクエストⅩ

    ドラゴンクエストⅩベンチマーク 最高品質 18165 すごく快適

    FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION

    FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク 高品質 10914 とても快適
    標準品質 15221 非常に快適

    ファンタシースターオンライン2 EP4

    ファンタシースターオンライン2 EP4 ベンチマーク 設定 6 042713 快適に動作

    モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)

    モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) ベンチマーク - 66864 -

    バイオハザード6

    バイオハザード6ベンチマーク - 22363 RANK S
    Radeon RX 6700 XT & Ryzen 5 5600X
    全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン

    なぜかドラクエだけスコアが伸びなかったのですが、他は安定の高スコアでした。FF の高品質でも1万超えの"とても快適"が出ました。

    3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)

    TIME SPY 1.0

    10 961GALLERIA XA5R-67XT の TIME SPY 1.0 のスコアは 10 961
    Graphics Score CPU Score
    11 718 8 024
    上位9%の性能GALLERIA XA5R-67XT は TIME SPY 1.0 で上位9%の性能

    FIRE STRIKE 1.1

    8 267GALLERIA XA5R-67XT の FIRE STRIKE 1.1 のスコアは 8 267
    Graphics Score 8 313
    Physics Score 24 521
    Combined Score 4 061
    上位17%の性能GALLERIA XA5R-67XT は FIRE STRIKE 1.1 で上位17%の性能

    TIME SPY 1.0 は上位9%、FIRE STRIKE 1.1 でも上位17%というスコアでした。

    あとに載せてある VR と PC MARK のスコアから見ると、FIRE STRIKE のスコアがあまり伸びないという印象です。ただし、ゲーミングPCとして致命的なほど低いという訳ではありませんが。

    このあたりのスコアバランスがAMDならでは、といった所なのでしょうか。ゲーミング性能だけを重視するなら GeForce と言われている理由がちょっと納得できました。

    ゲームの快適さは?FPS値測定

    ドラゴンクエストⅩ

    ドラゴンクエストⅩのFPSドラゴンクエストⅩのFPS 設定 最低 FPS 平均 FPS
    最高品質 21 149

    FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION

    FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク 設定 最低 FPS 平均 FPS
    高品質 62 109
    標準品質 117 194

    ファンタシースターオンライン2 EP4

    ファンタシースターオンライン2 EP4のFPSファンタシースターオンライン2 EP4のFPS 設定 最低 FPS 平均 FPS
    設定 6 180 272

    モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)

    モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) のFPSモンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) のFPS 設定 最低 FPS 平均 FPS
    - 461 682

    バイオハザード6

    バイオハザード6のFPSバイオハザード6のFPS 設定 最低 FPS 平均 FPS
    - 25 238
    Radeon RX 6700 XT & Ryzen 5 5600X
    全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン

    PCゲームにおいてヌルヌル動きサクサク表示できる最低限の値が 60fps と言われていますが、全てのベンチマークソフトの全設定において平均 60fps を大きく上回っています。

    ほとんどゲームで高設定で高解像度のグラフィックでゲームを楽しめるでしょう。

    VRMARK のスコア

    VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0

    14 717GALLERIA XA5R-67XT の TVRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 のスコアは 14 717
    Average frame rate Target frame rate
    320.82 fps 109.00 fps
    上位2%の性能GALLERIA XA5R-67XT は VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 で上位2%の性能

    上位2%の性能でした!これは凄いですね。VR系に圧倒的な能力を示しました。RADEON の本領発揮感が凄いです。

    動画編集・タスク系能力をチェック

    WIN SCORE SHARE のスコア

    GALLERIA XA5R-67XT WIN SCORE SHARE のスコア

    スコアは9.3です。グラフィックスは9.9!

    CPUID HWMonitor で各パーツの温度をチェック

    CPUID HWMonitor で GALLERIA XA5R-67XT の各パーツの温度をチェック

    各パーツの最高温度

    グラフィックボード(Radeon RX 6700 XT) -
    CPU(Ryzen 5 5600X) 81
    SSD(PHISON PS5012-E12S-1T) 44

    この温度は、今回のレビューでベンチマークを動かしている間ずっと起動して測定していた数値になります。

    なぜかグラフィックボードの温度が測定できませんでした。認識してくれないんですよね…。他は特に問題なしです。

    CPU-Z(Ryzen 5 5600X)

    Ryzen 5 5600X の CPU-Z ベンチマーク結果

    CPU-Z Ver. 1.95.0x64 ベンチマーク結果

    CPU シングルスレッド 647.3
    CPU マルチスレッド 4969.7

    リファレンスは Ryzen 7 2700Xです。

    CINEBENCH R23(Ryzen 5 5600X)

    CINEBENCH R23 で Ryzen 5 5600X を測定

    CINEBENCH R23 の測定結果

    CPU(Multi Core) 9996 pts
    CPU(Single Core) 1490 pts
    MP Ratio 6.71 x

    PCMARK 10

    PCMARK 10 の測定結果

    7 266GALLERIA XA5R-67XT の PCMARK 10 のスコア 6 146
    上位5%の性能GALLERIA XA5R-67XT は PCMARK 10 で上位5%の性能

    上位5%の性能でした!GALLERIA XA7R-R36 では上位15%の性能でしたから、ここでも RADEON の個性が光ります。RADEON のタスク系能力は高そうです。

    CrystalDiskMark(M.2 SSD)

    PHISON PS5012-E12S-1T 1024.2 GB

    PHISON PS5012-E12S-1T 1024.2 GB
    CrystalDiskInfo の PHISON PS5012-E12S-1T 1024.2 GB の情報
    PHISON PS5012-E12S-1T 1024.2 GB の読み書き速度を CrystalDiskMark で測定
    5回測定 Read [MB/s] Write [MB/s]
    Seq Q8T1 3429.39 2998.63
    Seq Q1T1 2372.79 3000.35
    RND4K Q32T16 2711.51 2958.36
    RND4K Q1T1 56.78 247.61
    メーカー公式サイトの商品ページ

    目隠しパーツのチェック

    GALLERIA XA5R-67XT の右側面の内部の様子

    内部にアクセスしてパーツのチェックをしてみます。公式サイトでは記載が無い…いわゆる"目隠しパーツ"たちはどんなものを採用しているのでしょうか?CPUクーラー、マザーボード、メモリをチェックしてみました。

    こちら↑は右側面のパネルを開けた状態です。

    マウントなしで最大で 3.5インチドライブが2つ、5インチドライブが2つ搭載できます。このモデルはマザーボードに M.2 SSD が一枚取り付けられているだけなので、ベイは完全フリーです。

    GALLERIA XA5R-67XT の左側面の内部の様子

    こちらは左側面からのアクセス。特筆すべき所は特になしです。

    CPUクーラー

    Scythe 虎徹 MarkⅡ(CKTT-2000)

    GALLERIA XA5R-67XT には標準構成で Scythe 虎徹 MarkⅡ(CKTT-2000)が搭載されていました。

    因みにカスタマイズで、Scythe 無限五 リビジョンB(SCMG-5100)も選べたりできます。(+4,400円税込み)

    マザーボード

    ASRock A520M TW

    マザーボードは ASRock B550 TWで、これは前回レビューした GALLERIA RM5R-R36 に搭載されていた ASRock A520M TWと同じ BtoB モデルのマザーボードです。

    コンシューマー向けのASRock B550 Phantom Gamingを軸として、ドスパラで特別にチューニングをしているオリジナルマザーボードになります。

    バックパネルインターフェース

    ASRock B550 TW バックパネルインターフェース
    PS/2 キーボード/マウス 1
    HDMI - 1
    USB 3.0 - 6
    LAN - 1
    S/PDIF出力(光角型) オプティカル 1
    オーディオジャック - 5

    USB端子の数は合計6つ。Display Port が無いです。ATXにしては若干簡素な感じがしますね…。

    メモリ

    SK hynix HMA81GU6DJR8N-XN

    SK hynix HMA81GU6DJR8N-XN
    容量(1枚当り) メモリチップ規格 モジュール規格
    8 GB DDR4-3200 PC4-25600
    メーカー公式サイトの商品ページ

    メモリは韓国は SK hynix の HMA81GU6DJR8N-XN という型番のものが2枚という構成でした。

    搭載される各パーツのメーカーは、購入・出荷時期によって異なる場合があります。

    PUBGをプレイした体感とFPS値

    PUBGをプレイした体感とFPS値

    最近もっぱら新しく始めた仕事に時間を割いているため、PUBGをプレイする時間も観戦する時間も激減しています。

    かれこれ3年近く…延べ3,000時間くらいやってきましたが、遂に失速しました。ここまで同じゲームをやり続けたのは初めてで、人生で最もハマったゲームは断トツでPUBGとなりました。

    ただ、全然上手くなっていないという事実に愕然としています。

    PUBG観戦のモチベ低下の理由は色々とありますが、一番は新しくなった大会のルールにあります。ドン勝を最重要視するのは、このゲームの目的に沿っているとは思うのですが、やはりチームの撃ち合い、キルシーンこそが最もアツいと思います。

    また悲しいかな、DMM主催の PJS が無くなってからというもの、大会の視聴者数は半減どころか4分の1位に。国際大会もルールが変わって正直複雑になりすぎなのではないか?と思います。

    これからの国内の PUBG シーンがすごーく心配です。

    ただ、今回久々にプレイしましたが、やっぱ楽しいっすね!PUBG!

    ウルトラ・高い・中型 でプレイした時の平均FPS

    PUBGをプレイした体感とFPS値(ウルトラ・高い・中型で3回プレイ)
    設定 平均FPS
    ウルトラ 97
    高い 110
    中型 104

    私のモニターはなんとゲーミングモニターじゃないんですが、27インチ型で解像度が 2560 × 1440px のもです。

    今回は PARAMO(パラモ)でウルトラ、高い、中型設定でプレイしましたが、ここ最近リリースしたグラボですから流石にPUBG超快適でした。

    降下時でマップの様子(建物など)はクッキリと描画され初動ファイト(武器ガチャ)も全くストレスなくこなせます。

    PUBG が快適にプレイできる…イコール、フォートナイト、Apex Legends、VALORANT などの人気タイトルは間違いなく快適にプレイできます。

    良い点・イマイチな点

    GALLERIA XA5R-67XT をレビューして、良い所とイマイチだと思う所を正直にまとめてみました。まずは良い所から。

    • ケースがめっちゃスタイリッシュでおしゃれ!!
    • RADEON はゲーム以外の用途でも最高に高性能!!
    • 価格が20万円を切っている!!
    • カスタマイズしても納期は変わらず最速!!

    この4点が特に注目できる点かと思いました。

    VRやタスク系にもすこぶる強さを発揮!!

    ベンチマークスコアが、いつもの GeForce とは違うクセがあって非常に興味深かったです。特に VR とタスク系のスコアにはめっちゃ驚きました。

    FF でも高品質で快適、平均60FPSもあるのでゲーミング性能は申し分ないなら、同価格帯でこれ以上の性能を出す GeForce よりも、VR やタスクの能力が高く全体的にバランスの良い RADEON の方が個人的には使い勝手が良いな~と素直に思いました。

    多分、次に手に入れるゲーミングPCは CPUとグラボはAMDコンビにするかもしれません、かなりの確率で。いや~ガチで良かったです。

    対してイマイチだった所は、

    • ストレージはシステムドライブ(Cドライブ)だけ…。
    • マザーボードはATXの割にインターフェースが貧弱…。

    という点が気になりました。

    ストレージが物理的に1つしかない…。

    システムドライブが高速のM.2 SSD で1TBあるのは良いことなのですが、できればもうひとつ物理ドライブがあると良いと思いました。

    ゲームソフトの容量も最近は大容量ですし、配信や動画の投稿などを考えている方であれば、別途大容量のドライブがあった方が良いでしょう。

    一応、パーティション分割にて仮想ドライブという事もできますが、それでも容量は乏しいですし、やはり物理ドライブが別にある方が良いかと思います。

    ストレージをカスタマイズしよう!!

    ここ最近ストレージ全体が値下がりをしているので大容量のストレージを安価でゲットできるのが嬉しいです。

    カスタマイズでストレージを追加するのは必須でしょう!

    おすすめは4TB の HDD が良いと思います。もちろん安いショップで単体で買った方が安いのですが、カスタマイズでもこの値段、手間を考えれば全然オススメします。

    これでちょうど20万という感じなのでコスパ最高感が増しますね。

    以上、GALLERIA XA5R-67XT のレビューでした!!

    AMDコンビぶっちゃけ最強説!個人的にはかなり魅力的な一台です!!
    GALLERIA XA5R-67XT の見積もり・購入
    ページの先頭へ戻る