G-Tune H5(GeForce RTX 3070 Laptop GPU × Intel Core i7-10870H)レビュー
標準スペック・サイズ
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop GPU 8GB |
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CPU | Intel Core i7-10870H(2.2GHz-5.0GHz, 6コア, 16スレッド) |
メモリ | 16GB(DDR4-2666, 8GBx2, 2チャネル) |
M2.SSD | 512GB |
チップセット | Mobile Intel HM470 |
液晶パネル | 15.6型 フルHDノングレア (LEDバックライト) |
リフレッシュレート | 240GHz |
画面解像度 | 1,920×1080(240Hz, HDMI) /最大 3,840×2,160(60Hz, USB Type-C)/最大3,840×2,160(60Hz)/1,677万 |
WEBカメラ | 100万画素(Windows Hello 顔認証カメラ搭載) |
無線 | Intel Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |
動作時間 | 約 11.5時間 |
サイズ(mm) | 359.8(幅)x 243(奥行)x 26.8(高)※折り畳み時突起部含まず |
重量 | 約 2.23 kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
※最新スペック・情報は必ず公式サイトにて確認下さい。 |
マウスコンピューターのゲーミングPCシリーズ G-Tune(ジーチューン「)から G-Tune H5 をお借りする事が出来たので、レビュー&評価してみたいと思います。
ノート用の RTX 3070 のパワーはどんな感じなのでしょうか。非常に気になります。
スペックをチェックすると、昔に比べて BTO のノートパソコンも、随分バッテリーの持ちが良くなったな~という印象です。
ゲーミング性能を測定
人気ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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最高品質 | 20821 | すごく快適 | |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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高品質 | 9094 | とても快適 | |
標準品質 | 11533 | とても快適 | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 6 | 083860 | 快適に動作 | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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- | 65379 | - | |
バイオハザード6 |
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- | 23962 | RANK S | |
GeForce RTX 3070 Laptop GPU & Intel Core i7-10870H 全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン |
なるほど、こちらのスコアですが、前回レビューしたGALLERIA RM5R-R36という、RTX 3060(デスクトップ用)× AMD Ryzen 5 3600 搭載のスコアにかなり近いですね。
この1例だけを持って全体は言えないのですが、ノートブックの グラフィックはデスクトップのグラフィックのワングレード下の性能になっていますね。
3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)
TIME SPY 1.0 |
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9 366 | ||
Graphics Score | CPU Score | |
9 813 | 7 448 | |
上位16%の性能 | ||
このベンチマーク結果を 3DMARK 公式サイトで見る |
FIRE STRIKE 1.1 |
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20 297 | ||
Graphics Score | 26 235 | |
Physics Score | 16 874 | |
Combined Score | 8 481 | |
上位13%の性能 | ||
このベンチマーク結果を 3DMARK 公式サイトで見る |
TIME SPY 1.0 は上位16%、FIRE STRIKE 1.1 でも上位13%という、Gaming laptop の基準を大幅に上回るスコアでした。ここではデスクトップの RTX 3060 をしっかり上回るスコアが出ています。
ゲームの快適さは?FPS値測定
ドラゴンクエストⅩ |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
最高品質 | 29 | 182 | |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
高品質 | 21 | 91 | |
標準品質 | 80 | 115 | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
設定 6 | 124 | 262 | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
- | 324 | 572 | |
バイオハザード6 |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
- | 34 | 213 | |
GeForce RTX 3070 Laptop GPU & Intel Core i7-10870H 全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン |
一応ゲームにおいてサクサクヌルヌル表示できる基準的な値が 60fps と言われていますが、全てのベンチマークソフトの全設定において十分なスコアです。
ほとんどゲームで高設定で高解像度のグラフィックで快適にゲームを楽しめます。
VRMARK のスコア
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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8 266 | |||
Average frame rate | Target frame rate | ||
180.19 fps | 109.00 fps | ||
上位42%の性能 | |||
このベンチマーク結果を VRMARK 公式サイトで見る |
上位42%の性能でした。VR のスコアは他に比べて大きく落ちました。
動画編集・タスク系能力をチェック
WIN SCORE SHARE のスコア
スコアは8.1です。以外なことにボトルネックはグラボ…?
CPUID HWMonitor で各パーツの温度をチェック
各パーツの最高温度 |
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グラフィックボード(GeForce RTX 3070 Laptop GPU) | 76℃ |
CPU(Intel Core i7-10870H) | 93℃ |
M.2 SSD(Micron 2210 MTFDHBA512QFD) | 40℃ |
この温度は、今回のレビューでベンチマークを動かしている間ずっと起動して測定していた数値になります。
ちょっと CPU の高熱が気になります。ヘビーユースする場合は冷却台の別途購入を検討した方が良いかもしれません。
CPU-Z(Intel Core i7-10870H)
CPU-Z Ver. 1.95.0x64 ベンチマーク結果 |
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CPU シングルスレッド | 507.0 |
CPU マルチスレッド | 4751.1 |
リファレンスは Ryzen 7 2700X です。スコア的にはほぼ互角ですね。
GPU-Z(NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop GPU)
TECHPOWERUP のサイトで詳細を見る | NVIDIA GeForce RTX 3070 Mobile |
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CINEBENCH R23(Intel Core i7-10870H)
CINEBENCH R23 の測定結果 |
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CPU(Multi Core) | 7647 pts |
CPU(Single Core) | 1204 pts |
MP Ratio | 6.34 x |
PCMARK 10
PCMARK 10 の測定結果 |
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5 500 | ||
上位36%の性能 | ||
このベンチマーク結果を PCMARK 公式サイトで見る |
上位36%の性能でした。こちらもゲーミング性能と比較すると低いスコアとなります。
CrystalDiskMark(M.2 SSD)
Micron_2210_MTFDHBA512QFD 512.1 GB |
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5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
Seq Q8T1 | 2162.01 | 1165.05 |
Seq Q1T1 | 1889.36 | 1158.10 |
RND4K Q32T16 | 645.59 | 954.72 |
RND4K Q1T1 | 60.89 | 121.79 |
メーカー公式サイトの商品ページ |
外観・デザイン
外観とインターフェースを見ていきます。画面とキーボードは至って普通のゲーミングノートという感じです。液晶の下のロゴは G-Tune ではなくて mouse なんですね。
最大に開いた状態です。
天面に G-Tune のロゴが主張し過ぎずに配置されています。
こちらは底面。冷却についてはかなり気を遣っていますが…。
キーの配列はこんな感じ。 全キー同時押しに対応のメカニカルキーボードを採用。 押下圧60g(+20g/-10g)のキースイッチ、独立したスイッチにより、約2mmのストロークと押下感を得られます
特にポイントとして挙げられるのは、数字入力専用のテンキーがしっかり3列あって、約18.8mmのキーピッチを確保している点です。これは嬉しいですね。
電源タップはゴツめです。そこそこにサイズがあります。
インターフェース
背面
USB 3.1 | Type-C | 1 |
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HDMI | - | 1 |
LAN | 2.5GBASE-T対応 | 1 |
電源 | - | 1 |
左側面
セキュリティスロット | - | 1 |
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USB 3.1 | Type-A | 1 |
マイク入力 | - | 1 |
ヘッドフォン出力 | - | 1 |
右側面
カードリーダー | - | 1 |
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USB 3.0 | Type-A | 2 |
インターフェースについてはごくごく一般的な仕様でした。
PUBGをプレイした体感とFPS値
今週の土曜日からPJCの Grand Final がいよいよスタートします。順当なチームが名を連ね、新しいルールになろうが、強いチームは対応力も備わっているから強いんですね、ほんとプロの方々には関心します。
7月1日からテストサーバーで新MAPであるTAEGO(テイゴ)がプレイできるようになっていまっす。
リスポーン機能やセルフ蘇生アイテムなどの登場、そして久々の 8×8 のマップということで、結構 PUBG を久しぶりにやるか!という声が Twitter を見てると多いですね。
私も非常に楽しみです!
ウルトラ・高い・中型 でプレイした時の平均FPS
設定 | 平均FPS |
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ウルトラ | 118 |
高い | 124 |
中型 | 126 |
ウルトラ、高い、中型設定それぞれプレイしましたが、まあとにかく超快適でした。
降下時でマップの様子(建物など)はクッキリと描画され初動ファイト(武器ガチャ)も全くストレスなく戦えます。
PUBG が快適にプレイできるイコール、フォートナイト、Apex Legends、VALORANT などの人気タイトルは確実に快適にプレイできます。なぜか PUBG って重いしクラッシュが多いです…。
ただやはり、操作性に関しては如何せんノートのキーボード。キーはデスクトップ用のゲーミングキーボードの上位機種と比較すると打感や反応速度については劣ってしまいます。
良い点・イマイチな点
G-Tune H5 をレビューして、良い所とイマイチだと思う所を正直にまとめてみました。まずは良い所から。
- デザインがシンプルでカッコイイ!ロゴが嫌味じゃない!!
- ノート用グラフィックカードは思った以上にパワーがある!!
- キー配列が一般的なノートよりも拘っている!!
- リフレッシュレート240Hzで超なめらかな描画!!
この4点が特に注目できる点かと思いました。その他ですと、液晶画面はノングレア、視野角も十分に広くて色相変化もほぼ見られませんでした。
対してイマイチだった所は、
- 天面は押すと凹むので大きな圧には弱いかも…。
- メカニカルスイッチの打感が個人的に硬かった…。
という点が気になりました。
自分は100% FPS しかプレイしないという事も関係しているかと思いますが、デスクトップでもノートブックでも、基本メカニカルは苦手というのがあります…。まあ、これは好みでしょう。
今がチャンス!期間限定のセール価格です!!
夏のボーナスセール第2弾としてこちらの H5 のモデルは大幅値引き実施中となっています。なんと2万円も値引きしています。
6月23 11:00 ~ 7月7日の 10:59までとなっていますので、ゲーミングノートの購入の際には確実に比較検討するモデルの1つとしてチョイスすべきです。
以上、G-Tune H5 のレビューでした!!