GeForce RTX 3070 × Core i7-11800H GALLERIA UL7C-R37 レビュー&評価
標準スペック・仕様・サイズ
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB |
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CPU | Intel Core i7-11800H(2.30-4.60GHz/8コア/16スレッド) |
ディスプレイ | 15.6インチ 狭額ベゼル リフレッシュレート240Hz 非光沢フルHD 液晶 (1920×1080) |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル) |
M2 SSD(C:) | 1TB NVMe SSD |
無線LAN | Intel Wi-Fi 6 AX201NGW(IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
サイズ | 356(幅)× 234(奥行)× 21.6(高さ)mm |
重量 | 約 1.96 kg |
バッテリー稼働時間 | リチウムイオンバッテリー 約8.8時間 |
OS | Windows 10 Home 64bit インストール済 |
※最新の価格・スペックは必ず公式サイトにて確認して下さい。 |
ドスパラさんから GALLERIA UL7C-R37 をお借りすることができたので実際に使ってみた感想レビュー&生意気に評価をします。
このモデルは GALLERIA ゲーミングノート のジャンルでは最もハイスペックに位置するモデルとなっています。
さらに、最近 GALLERIA ノートは刷新したばかりでよりスタイリッシュにスマートになっています。
ベンチマーク測定でゲーミング性能をチェック
人気ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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最高品質 | 24307 | すごく快適 | |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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高品質 | 8252 | 快適 | |
標準品質 | 11131 | とても快適 | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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- | 55420 | - | |
バイオハザード6 |
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- | 24920 | RANK S | |
GeForce RTX 3070 & Intel Core i7-11800H 全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン |
想像以上に良いスコアが出ました。デスクトップの RTX 3060 と比較してやや低い数値ですが十分なスコアです。
3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)
TIME SPY 1.0 |
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8 164 | ||
Graphics Score | CPU Score | |
8 302 | 7 466 | |
上位50%の性能 | ||
このベンチマーク結果を 3DMARK 公式サイトで見る |
FIRE STRIKE 1.1 |
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17 933 | ||
Graphics Score | 22 622 | |
Physics Score | 19 607 | |
Combined Score | 6 685 | |
上位20%の性能 | ||
このベンチマーク結果を 3DMARK 公式サイトで見る |
TIME SPY 1.0 は上位50%、FIRE STRIKE 1.1 は上位20%という結果に。ミドルクラスやや上というところです。
3D Mark の「Gaming laptop 2020」基準は上回っています。
FPS(フレームレート)測定で快適さをチェック
ドラゴンクエストⅩ |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
最高品質 | 27 | 208 | |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
高品質 | 26 | 81 | |
標準品質 | 76 | 112 | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
- | 273 | 484 | |
バイオハザード6 |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS | |
- | 113 | 233 | |
GeForce RTX 3070 & Intel Core i7-11800H 全ソフト共通:解像度 1920 × 1080 px/フルスクリーン |
現行のタイトルの中では比較的"重い"ゲームタイトルに分類される FINAL FANTASY XV でも、高設定で 60fps を超えていますから上々のスコアです。
ほとんどのゲームタイトルを、ある程度高めのグラフィック設定で快適にプレイできるでしょう。
VRMARK のベンチマークスコア
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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10 069 | |||
Average frame rate | Target frame rate | ||
219.50 fps | 109.00 fps | ||
上位26%の性能 | |||
このベンチマーク結果を VRMARK 公式サイトで見る |
上位26%のスコアをマークしました。
GPU-Z(GeForce RTX 3070 Laptop GPU)
TECHPOWERUP で詳細を見る | NVIDIA GeForce RTX 3070 Mobile |
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CPU・SSD の速度・性能・温度
WIN SCORE SHARE のスコア
スコアは8.0と高い中でも、ボトルネックになっているのが内蔵グラフィックスなのでもはや気にしなくて良いですね。
CPUID HWMonitor で各パーツの温度チェック
各パーツの最高温度 |
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CPU(Core i7-11800H) | Package | 91℃ |
グラフィックボード(GeForce RTX 3070) | GPU | 78℃ |
HDD(Sabrent Rocket 4.0 1TB) | Assembly | 43℃ |
この温度は、今回のレビューでベンチマークスコアを動かしている間ずっと測定していた数値です。ノートなのでデスクトップに比べてやや高めですね。
CPU-Z(Core i7-11800H)
CPU-Z Ver. 1.94.8x64 ベンチマーク結果 |
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CPU シングルスレッド | 600.1 |
CPU マルチスレッド | 4900.1 |
リファレンスには AMD Ryzen 7 2700X をチョイスしてみました。シングルスレッド、マルチスレッドにおいてやや上回る感じです。
CINEBENCH R23(Core i7-11800H)
CINEBENCH R23 の測定結果 |
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CPU(Multi Core) | 8703 pts |
CPU(Single Core) | 1482 pts |
MP Ratio | 5.87 x |
PCMARK 10
PCMARK 10 の測定結果 |
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6 236 | |
上位24%の性能 | |
このベンチマーク結果を PCMARK 公式サイトで見る |
上位24%の性能でした。マルチタスクも相当の性能を誇ります。
CrystalDiskMark(C: NVMe SSD)
Sabrent Rocket 4.0 1TB 1000.2 GB |
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5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
Seq Q8T1 | 5007.27 | 4266.62 |
Seq Q1T1 | 2632.50 | 3025.72 |
RND4K Q32T16 | 1270.09 | 496.18 |
RND4K Q1T1 | 57.66 | 188.63 |
デザイン・仕様・インターフェース
デザイン・仕様で思うところ
デザインは非常に洗練されています。個人的には色々発売されているゲーミングブランドのゲーミングノートPCの中でもイケてる部類のデザインだと思います。
この天板のデザインです。ロゴがあしらわれています。個人的には黒で無地、ブランドロゴすらも排除しているGCR1650GF7の方が好みでした。
最大限開いた状態でこんな角度です。ほぼ180度展開します。これまでの GALLERIA ノートではここまで開くことはありませんでした。
180度展開ならこんな風にも開けます。ほぼまっ平。ちなみにノングレアパネルを採用しているので、画面への映り込みがほぼほぼなく、ゲームや作業を長時間していても目が疲れにくいかと思います。
そういえば、光沢型の液晶って一時期に比べて見なくなりましたね。
視認性を高めるマルチRGB対応のキーボードバックライトを搭載しています。
キーボードのLEDバックライトは、特に夜の作業やゲームの時にメリットを発揮してくれますね。色については付属ソフト「Intel NUC Software Studio」で変更可能です。
プリインストールされている GALLERIA Gaming Center からアクセスします。最近こういうゲーミングブランド独自にゲーム統合ソフトが流行ってますよね。
このソフトでは、Windowsキーの有効・無効の設定、パフォーマンスモードの設定、キーボード、ライトバーのカラー設定などができます。
パフォーマンスモードではパフォーマンス・バランス化・バッテリー節電機能の3つがあって、ファンが全開になるベンチマークモードというモードもあります。
ノートPCとは思えない仕様ですよね。
キーボード・タッチパッド
キーボード全体です。エンターキーがでかいのは良いです。
キーの高さは低いですが打感はわりと硬めでしっかり押して叩く、という感触ですね。ゲームには不向きかもしれません。パッド推奨です。
トラックパッドの反応は超良好です。だんだん進化しているように感じます。
フレームの幅が超狭いので表示領域がめいっぱい確保されています。ゲームの没入感に影響が出ると思っているのでこれはGOODです。
インターフェース
背面 | Thunderbolt 4 / USB4 Type C(DP1.4 対応 / PD 非対応) |
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HDMI2.0b Type A | |
有線 LAN(RJ-45) 10/100/1000/2.5GBASE-T | |
電源ジャック | |
右側面 | SDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応、USB 3.2 Gen1) |
USB 3.2(Gen2)Type A × 2 | |
左側面 | ケンジントンロック |
USB 3.2 (Gen2) Type A | |
音声出力/マイク入力ジャック(3.5mm 4極 CTIA) |
ケンジントンロックとは、セキュリティスロットのことです。セキュリティーワイヤーを繋いで盗難防止が出来ます。
良いと思った所・イマイチだと感じた所
- RTX 3070 搭載でこの価格はコスパがかなりイイと思う
- ゲーミングPCという括りではデザインがとてもシンプル、だから飽きにくい
- 240Hz 対応液晶モニターなので動きが超滑らか
- ゲーミングPCなのにかなり薄型で軽量
という感じでした。
本当に良い意味で最低限のスコア・性能を示してくれたので、ほとんどのゲームタイトルを快適にプレイする事ができるという事から、コスパは抜群だと思います。
- キーの打感が硬めなので反応が遅い&指が疲れやすいかも?
- 性能を最大限引き出す場合は電源ケーブルを繋げていないといけない?
これ、ベンチマークをしてて気が付いたんですが、電源を繋げていないとスコアが出ないんですね。電源を繋げた状態だと本来のグラフィックパワーが出ます。
ちょっと設定や測定を詳しくやらなかったので定かではないのですが、FPS などのマシンパワーがプレイを左右するゲームの場合、極力電源は繋げておきたいので、ちょっとかさばります。
総評としては、このゲーミングノートは非常にバランスに優れたマシンだと思います。
昨今、モニターでも240Hzを超えるものが登場して巷を賑わせていますが、おそらくで240Hz あれば結構十分なのかな?と個人的には思います。
一番数値差を体感できるのは 60Hz → 144Hz というのに異論はないでしょう。
CPUは最新世代の のCore i7-11800H ですし、SSDも1TBあるので容量を十分に確保してパーティションも切れます。
これで 20万円を切るというのはかなりコスパが良いと言わざるをえません。
以上、GALLERIA UL7C-R37 のレビューでした。