イーサネット(Ethernet)というのはネットワークの規格(通信方法)のひとつです。
全世界のオフィスや家庭で使用されている LAN(Local Area Network … ローカル エリア ネットワークと言います。)と呼ばれるネットワークで採用されている、通信方法の名前です。
現在、特殊な用途を除いてLAN(ローカルネットワーク)ではイーサネットが採用されているので、もはやLANと言えばイーサネットのことだな!と思っちゃっても大丈夫です。
イーサネットの通信方法では、回線上でデータが衝突しないように監視しながら通信するので、複数のパソコンが通信回線を共有して、自由に&効率的に通信することが可能になっています。
右の画像は、皆さんがパソコンでインターネットをする時に必要なアイテム、LANケーブルとLANポートです。このLANケーブルをパソコン側にあるLANポートにブッさして使うんですね。
色々と複雑なんですが、イーサネットの中にも更に「規格」があります。現在有名なのが、1000BASE-T(せんベースティー)、100BASE-TX(ひゃくベースティーエックス)、10BASE-T(テンベースティー)という規格です。
つまり、上にある画像LANケーブルを買う時に、1000BASE-T か 100BASE-TX か 10BASE-T にするか?選択肢があるんです。
それぞれ通信する早さに違いがありまして、通信速度が速い方から 1000BASE-T >100BASE-TX >10BASE-T となっています。
最速の 1000BASE-T は、データ転送速度が最大1Gbps(1000Mbps)とG(ギガ)の単位なので、ギガビット・イーサネット(Gigabit Ethernet)と呼ばれます。
ほんとにザックリ計算ですが、5メガピクセル(500万画素)デジカメで撮った1,000枚の写真データを、約16秒で転送(移動)することがでる早さです。
規格 | 転送速度(最大で) | 互換性について |
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1000BASE-T | 1Gbps | それぞれのケーブルの速度に依存。例えば1000BASE-TのLANポートに10BASE-T対応のケーブルを差した場合、速度は10BASE-T(10Mbps)。 |
100BASE-TX | 100Mbps | 1000BASE-T、10BASE-T対応のケーブルも接続可能。1000BASE-Tは100BASE-TXで、10BASE-Tはそのまま10BASE-Tの速度。 |
10BASE-T | 10Mbps | 1000BASE-Tと100BASE-TX対応ケーブルを接続可能ですが、速度は全て10Mbpsに。 |