GALLERIA の新しいケースデザインは想像以上に良かった!発表会取材レポート!!
GALLERIA 新プロジェクト&新筐体記者発表会
本日、ドスパラ様よりご招待頂きGALLERIA 新プロジェクト&新筐体記者発表会参加してきました。筐体というのはPCケースのことで、このデザインが新しくなるという事です。
個人的に今の GALLERIA ケースは登場時にはめっちゃカッコイイと思ったのですが、それはもう7年前の話です。
最近は正直、他のブランドのゲーミングPCのデザインを見ると見劣りするな、と感じていました。そんな中今回の発表会の案内が来たので、非常に興味があり参加させて頂きました。
場所はLFS 池袋 esports Arenaです。当サイトでは過去にオープンイベント時のイベントにも参加しています。
会場はイベント用に、いつもはバーっと並べられている GALLERIA PC とその席が取っ払われ、万全のコロナ対策のもと会場が設営されていました。
正面スクリーンには"BREAK THE NORMAL"の文字が見えます。「常識を打ち破る」というような意味合いでしょう。
司会は個人的に超ご存じゲーム実況者のOooDa氏です。私はPUBGをめっちゃやってて、PJSも毎回観ているので『生OooDaさん!』という感じでした。
司会のOooDaさんから最初に紹介されたのは、株式会社サードウェーブ上席執行役員、製品・マーケティング統括本部統括本部長 松原昭博氏。
これまでの GALLERA のケースデザインの歴史や、
今回の新ケースのデザインコンセプトや他のゲーミングブランドのPCケースデザインとの比較として、どういったポジションにあるのか?などの、主にブランドコンセプトについての話がありました。
また、今回のリニューアルでロゴのカラーがこれまでのブラックからダークブルーに変わっています。従来の「ゲーミングPCと言えば黒」「GALLERIAといえばブラック」からの脱却です。
そして最後に「BREAK THE NORMAL」という言葉を添えていよいよ新デザインケースの発表となりました。
新ケースのデザインはこんな感じ
これが新ケースとなります。
GALLERIA 新ケースビジュアル
これは想像していた以上に良かったです!
現状 GALLERIA のオリジナルケースは、他のBTOが展開するゲーミングPCのケースデザインに比べてちょっと古臭いイメージがあったのですが、見事に払拭されています。
これはかなり良い方向に改善されているのは間違いないという説得力のある新ケースのデザインだと個人的には思います。
展開はミドルタワーとミニタワーで、
ミドルタワー | 幅:220 x 奥行:440 x 高さ:425 mm |
---|---|
ミニタワー | 幅:220 x 奥行:440 x 高さ:480 mm |
という感じです。重量はおそらく 14kg になるとのこと。
ここで GALLERIA 製品企画担当の瀧吉佑介氏が製品についての開発話や機能面での詳細が説明されました。
開発においてまず語られたのが「操作性、信頼性、質感、という 普遍的な価値観に主眼を置き、幅広いユーザーに 末永く愛用して頂ける 製品の佇まいを目指しました。」との事です。
確かに言葉通りのデザインになっていると感じます。
斜め45度コンソールパネル
操作性における注目ポイントはこの前面のユーザーインターフェースです。ななめ45度コンソールネルといった言い方で紹介されました。
従来は前面中央にあったのですが、新ケースでは上部に斜め45度に配置され、これは完全にナイス改良です。
私はゲーミングデスクトップPCは机の下に置いているので、従来の GALLERIA ケースだと使い勝手が悪かったのですが、これは完璧です。理想の全面インターフェースです。
USBポートも2つ→4つに増え、ゲーミングPCとして最低限の数になったと思います。構成は、電源ボタン、マイク入力、ヘッドフォン出力、USB端子×4、です。
瀧吉氏の解説では、デスクトップの下置き派にも上置き派にもアクセスしやすいコンソールパネルとありましたが、正直上置きの場合はどうなんでしょう。ちょっと疑問が残りました。
新しいエアフローで冷却性能アップ
最大の注目ポイントは、従来の前面吸気を廃止して側面から吸気をしている点です。(デュアルサイドインテーク)
両側面から空気を取り込み、上面と背面から排気するというエアフローになっています。それに加え、標準のファンサイズを12cm → 14cmに変更しています。
これらによって GALLERIA 至上最大の冷却性能を実現しているということです。
パーツの冷却性能を高く維持できるということは、高負荷におけるパフォーマンスが安定するということなので、パフォーマンスの信頼性が向上したと言えるでしょう。
また、ゲーマーはデスクトップの上(天面)に物を置く習性?があるということで、天面からの排熱との両立をはかるため、従来通り天面の排気口の面積を大きくとり、3層構造を採用しています。
物を置いても塞がれない排気口のサイズと見た目も考えられた"ハニカムデザイン"を採用し、さらに天面とケース内部の間にはメッシュフィルターを装備。ホコリがケース内部に入ることを防いでくれます。
側面パネルとコンソール部はアルミ素材
従来の GALLERIA は黒で質感はゴツゴツしたものだったのですが、新 GALLERIA についてはシャープなイメージです。質感も良く個人的に好みです。指紋が付きにくい加工も良いですね。
シンプルなデザインの中にあるアクセントが良い
フロントラインはLEDで光る
まずは見た目において一番に目に付くのがこのブルーに光るライトです。GALLERIA の新しいコンセプトに沿った GALLERIA なりの「光らせました」という事です。ギラギラし過ぎない所がポイントです。
因みにこの色は専用のソフトで変更したりすることが可能ですが、詳細については今後という事でした。
クリアパネルの採用
まずこれは絶対改善されるだろうと期待していた部分がやはり改善されていました。側面にクリアパネルが導入され、内部の様子が見えるようになりました。
これまでもカスタマイズで選べるようにはなっていましたが、一般ユーザーにはほとんど浸透していなくて、ついに今回から標準仕様となりました。
ゲーミングPCのパーツは光るものが多いのでこれは絶対だと思います。個人的には見える部分の面積に狭いのでメモリなどは隠れてしまうので、ここは賛否分かれるかと思います。
ただ、新ケースのコンセプトには合っていると感じました。
ブルーのメッシュ
側面の吸気口をよく見ると、ブルーのメッシュになっています。黒よりも高級感がある色だと思います。
内部について
いやー、内部の写真なんですがこんなんですいません…。
説明しますと、まずベイが大幅にカットされています。これはもう最近のPC事情を考慮したら当然の結果です。電源は下。これは現状維持で良い感じ。
最大のポイントはグラフィックボードの搭載についてです。従来の GALLERA では輸送時にグラボの脱落が起こっていて問題だったのですが、今回はそこを改善しているそうです。
これは反対側(右側面)です。裏面配線でこちらにSSDのストレージがあります。
製品ラインアップを新しくシリーズ化
因みに、新ケース GALLERIA のリリース合わせてモデル名称も新しくなります。U SERIES(Ultimate)が最上位で、以下 Z SERIES(Zealot)、X SERIES (eXtend)、R SERIES(Refine)と、計4シリーズで展開されます。
U SERIES | Ultimate | 究極 |
---|---|---|
Z SERIES | Zealot | 熱狂 |
X SERIES | eXtend | 伸展 |
R SERIES SERIES | Refine | 洗練 |
ガチ勢、エンジョイ勢、ストリーマー、グラフィック重視(4K環境)、FPS、RPG、などなど、ユーザーのプレイするゲームやレベル、拘り、予算、色々な目的用途に合わせたシリーズ展開を目指したそうです。
ALLERIA SQUAD の結成
発表会のもう一つの目玉として、eスポーツを愛し、eスポーツの未来像を体現していく表現者たちという括りで集まった GALLERIA SQUAD(ガレリア スクアッド)の紹介もありました。
メンバーは、私も大好きなプロゲーミングチームRascal JesterのBILLON氏、Takomayo氏。かつてPJSでそのプレイを観てました。
ストリーマーのShobosuke氏。PUBG の大会DON CUPの主催者として有名です。
THY所属、鉄拳プロライセンスプレイヤーのChikurin選手、GameWith所属のFortniteプロのNephrite選手、ゲームキャスターの友田一貴さん。
それぞれビデオ映像で GALLERIA の新しいゲーミングPCについて語っていました。
そして、残るメンバーについては実際の会場にうてお披露目する形に。
超人気ストリーマーの YamatoN さん、SPYGEA さんも参加
今やゲーマーの中(特にFPSプレイヤー)では知らない人は居ないのではないでしょうか。
Twittchの配信では常に数千人、多い時では5,000人以上の閲覧者を誇る超人気ストリーマーのYamatoN氏とSPYGEA氏が参加することを発表。
ストリーマー目線で今後のeスポーツ業界について語ってくれました。
YamatoN さんは、『ゲーミングパソコンは、ストリーマーにとって心臓のようなもの。』として、新 GALLERIA のケースは派手過ぎずちゃんと光っている所が良いと言っていました。
対して SPYGEA さんは、GALLERIAの新ゲーミングPCで、ストリーマーに特化した配信専のコラボデルをつくってみたい、との事でした。
そしてご存じ、GALLERIA のアンバサダーであるケイン・コスギ氏が最後に登場。司会のOooDaさんのもと、ケイン氏、YamatoN氏、SPYGEA氏の4名でトークセッションが行われました。
そのほか、GALLERIA のeスポーツ業界における取組や今後の展開んどについての話がありました。
そのひとつに、以前のイベントでもあった、サードウェーブの高校eスポーツ部支援プログラムについての発表がありました。
2020年の今年は、この新 GALLERIA PCを3台、ゲーミングモニターを3台に加え、サードウェーブ光もセットにして1年間無償でレンタルできるとこのと。先着500校を対象に実施し、締め切りは8月31日ということでした。
そんなこんなで今回のイベントは無事終了しました。
発売日とお得なキャンペーン
この新 GALLERIA の発売日は7月10日(金)からとなります。そして、この記念日に際してお得なキャンペーンが実施されますので、是非以下のリンクからチェックしてみて下さい。