GALLERIA UA9C-R38（GeForce RTX 3080 × Intel Core i9-10900K）レビュー＆評価
標準スペック・サイズ
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| グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB |
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| CPU | Intel Core i9-10900K（3.70GHz-5.20GHz/10コア/20スレッド） |
| メモリ | 32GB（PC4-23400, 16GBx2, 2チャネル） |
| SSD | 1TB SSD（M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 3000MB/s） |
| マザーボード | Intel Z490 チップセット ATXマザーボード |
| 電源 | 750W（80PLUS GOLD） |
| サイズ | 220（幅）x 440（奥行）x 480（高さ）mm |
| 重量 | 約 14 kg |
| OS | Windows 10 Home インストール済み |
| ※最新スペック・情報は必ず公式サイトにて確認下さい。 | |
ドスパラのゲーミングPCシリーズから GALLERIA UA9C-R38 をお借りする事が出来たのでレビュー＆評価します。高額なモデルなので扱い…緊張します。
こちらの記事で触れているのですが、RTX 20 シリーズよりも大幅に性能が向上しているとのことなので検証が非常に楽しみです。
グラフィックボードのメーカー
今回搭載されていたグラフィックボードは、ドスパラと言えばの Palit（パリット）のGeForce RTX 3080 GamingProでした。
Palit にしては珍しく光る仕様になっています。流石 RTX 30 シリーズといった所。
補助電源は 8pin × 2 となります。ゴツい。
スロットは3スロットを占有します。
本体があまりにも大きいので上部と下部をネジで固定したバーが装着されていました。これはリジッドカードサポートというパーツです。標準で付いているようです。
なんかベンチマークを測る前から期待感が凄いですw
GPU-Z（Palit GeForce RTX 3080 GamingPro）
背面のインターフェース群
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| HDMI | DisplayPort |
|---|---|
| 1 | 3 |
ゲーミング性能を測定
人気ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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|---|---|---|---|
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最高品質 | 24808 | すごく快適 |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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高品質 | 14039 | 非常に快適 |
| 標準品質 | 17626 | 非常に快適 | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 6 | 137006 | 快適に動作 |
モンスターハンターフロンティア 第三弾（大討伐） |
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- | 99999 | - |
バイオハザード6 |
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- | 35674 | RANK S |
| GeForce RTX 3080 & Intel Core i9-10900K 全ソフト共通：解像度 1920 × 1080 px／フルスクリーン |
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!!…凄いスコア出ました！ドラクエはもうソフト自体が結構昔の段階で24,000アッパーな感じですが、モンハンのカンストには驚きです。出ました99999。
3DMARK（TIME SPY・FIRE STRIKE）
TIME SPY 1.0 |
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|---|---|
27 881 |
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| Graphics Score | CPU Score |
| 31 005 | 17 625 |
上位1%の性能 |
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FIRE STRIKE 1.1 |
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|---|---|---|
44 794 |
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| Graphics Score | 60 594 | |
| Physics Score | 38 865 | |
| Combined Score | 16 031 | |
上位1%の性能 |
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TIME SPY 1.0 は上位1%、FIRE STRIKE 1.1 でも上位1%というスコアでした。ここまでスコアが伸びるものですか…!!
ゲームの快適さは？FPS値測定
ドラゴンクエストⅩ |
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|---|---|---|---|
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
| 最高品質 | 28 | 212 | |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
| 高品質 | 74 | 120 | |
| 標準品質 | 91 | 232 | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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|
設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
| 設定 6 | 232 | 371 | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾（大討伐） |
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設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
| - | 499 | 979 | |
バイオハザード6 |
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|
設定 | 最低 FPS | 平均 FPS |
| - | 48 | 388 | |
| GeForce RTX 3080 & Intel Core i9-10900K 全ソフト共通：解像度 1920 × 1080 px／フルスクリーン |
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一応ゲームにおいてサクサクヌルヌル表示できる基準的な値が 60fps と言われていますが、全てのベンチマークソフトの全設定において余裕過ぎるスコアです。
間違いなく最高に快適な環境でプレイできます。
VRMARK のスコア
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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|---|---|---|---|
16 521 |
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| Average frame rate | Target frame rate | ||
| 360.50 fps | 109.00 fps | ||
上位1%の性能 |
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3D MARK に続き上位1％の性能でした。これ、3D MARK 側で新たな指標が登場しそうですね。
動画編集・タスク系能力をチェック
WIN SCORE SHARE のスコア
スコアは9.3です。ボトルネックはありません。高次元のパーツ構成です。
CPUID HWMonitor で各パーツの温度をチェック
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各パーツの最高温度 |
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|---|---|
| グラフィックボード（GeForce RTX 3080） | 75℃ |
| CPU（Intel Core i9-10900K） | 92℃ |
| SSD（PHISON PS5012-E12S-1T） | 37℃ |
この温度は、今回のレビューでベンチマークを動かしている間ずっと起動して測定していた数値になります。
非常に低温で安定をみせてくれています。
CPU-Z（Intel Core i9-10900K）
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CPU-Z Ver. 1.91.0x64 ベンチマーク結果 |
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|---|---|
| CPU シングルスレッド | 569.8 |
| CPU マルチスレッド | 7509.8 |
リファレンスは Intel Core i7-10700 です。マルチスレッドの性能差が顕著です。
CINEBENCH R20（Intel Core i9-10900K）
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CINEBENCH R20 の測定結果 |
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|---|---|
| CPU | 6324 pts |
| CPU（Single Core） | 520 pts |
| MP Ratio | 12.16 x |
| CHINEBENCH R20 の見方・使い方など | |
PCMARK 10
PCMARK 10 の測定結果 |
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|---|---|
8 223 |
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上位1%の性能 |
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ここでも上位1%の性能でした。ALL 上位1%で揃いました。
CrystalDiskMark（M.2 SSD）
PHISON PS5012-E12S-1T 1024.2 GB |
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|---|---|---|
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| 5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
| Seq Q8T1 | 3311.36 | 2983.01 |
| Seq Q1T1 | 1572.38 | 2427.09 |
| RND4K Q32T16 | 1530.44 | 2925.67 |
| RND4K Q1T1 | 53.34 | 172.13 |
CrystalDiskMark（HDD）
SEAGATE ST2000DM005-2CW102 2000.3 GB |
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|---|---|---|
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| 5回測定 | Read [MB/s] | Write [MB/s] |
| Seq Q8T1 | 195.64 | 184.12 |
| Seq Q1T1 | 195.87 | 190.44 |
| RND4K Q32T16 | 1.67 | 1.53 |
| RND4K Q1T1 | 0.63 | 1.46 |
目隠しパーツのチェック
内部を覗いて、公式サイトでは記載が無いいわゆる"目隠しパーツ"群を見ていきます。CPUクーラー、マザーボード、メモリをチェックしてみました。
こちら↑は右側面のパネルを開けた状態です。
こちらは左側面。このモデルは 3.5インチ SSD は未搭載、5インチ HDD は1ベイ消費のみなので3つの空きベイとなります。
CPUクーラー
GALLERIA UA9C-R38 には標準構成で「静音パックまんぞくコース」が適用されています。DEEPCOOL製のCPUクーラーが取り付けられていました。
マザーボード
マザーボードはASUS PRIME Z-490-Pでした。Intel Z490 チップセット搭載のATXマザーボードになります。
ASUS PRIME Z490-P バックパネルインターフェース
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| PS／2 | キーボード／マウス | 1 |
|---|---|---|
| USB 2.0 | - | 2 |
| DisplayPort | - | 1 |
| HDMI | - | 1 |
| USB 3.2 | Gen1 Type-A | 2 |
| USB 3.2 | Gen2 Type-A | 2 |
| LAN | - | 1 |
| S/PDIF出力（光角型） | - | 1 |
| オーディオジャック | - | 5 |
USB端子の数は合計6つ。その他接続端子はそつなく揃っているという印象です。
メモリ
SAMSUNG M378A2K43DB1 |
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|---|---|---|
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| 容量（1枚当り） | メモリチップ規格 | モジュール規格 |
| 16 GB | DDR4-2666 | PC4-21300 |
| メーカー公式サイトの商品ページ | ||
メモリは SAMSUNG 純正の DDR4 2666 16GB が2枚という構成でした。
PUBGをプレイした体感とFPS値
PCS3のDAY4が終了しました。SunSisterもDGWも共にファイトが出来てきて、ポイントが取れないラウンドが無かったです。嬉しい適応です。
選手単体では Machao 選手がスタッツに頻繁に顔を出していて素晴らしかったです。現状大会用のグラボって選手の皆さん何を搭載されているんでしょうかね？
RTX 30 シリーズでさらにプレイの精度・安定感が増しそうです。それくらい RTX 20 からの性能向上が顕著です。
ということで、今回も PUBG で FPS を測定してみました。
TPP PARAMO スクアッド ウルトラ・高・中 でプレイ
| 設定 | 平均FPS |
|---|---|
| ウルトラ | 231 |
| 高 | 229 |
| 中 | 241 |
数値的にはまったく問題ありません。過去最高です。終始超快適な数値で推移しました。
ウルトラ設定では降下の段階で建物がくっきり描画され、初動の武器ガチャでも余裕の処理速度で全く問題なく激戦区の初動ファイトが出来ます。
良い点・イマイチな点
GALLERIA UA9C-R38 をレビューして、良い所とイマイチだと思う所を正直にまとめてみました。まずは良い所から。
- 新筐体（ケース）はデザインがめっちゃイイ!
- 内部がスッキリしていてファンがデカくエアフロー良し！
- グラボの脱落やグラボと接着しているマザーボードの歪みを防ぐリジッドカードサポートが良い！
- 価格はそれなりだけどコスパは本当に良い！
この4点が特に注目できる点かと思いました。対してイマイチだった所としては、
- 物理スロットを3つ消費してしまう…。
という点が気になりました。
とにかくこのモデルの最大の長所は超ハイスペックであり且つコストパフォーマンスが非常に高い点だと思います。
RTX 30 シリーズのパワーの凄さがここまでとは思っていませんでした。
これから新しいゲーミングPCを購入しようと考えている方はちょっと頑張って RTX 30 シリーズ搭載モデルを購入される事を強く勧めます。
以上、GALLERIA UA9C-R38 のレビューでした。
